河出文庫<br> おれは不知火

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河出文庫
おれは不知火

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309403892
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

26
幕末を舞台とした、ある意味歯車の狂った物語ばかりの短編集。史実なんてど~でもよくなるくらい痛快に馬鹿馬鹿しい。2013/06/09

星落秋風五丈原

24
歴史にIFはない。それはよくわかっているのに、何度でも繰り返したい問いがある。 あの時、《あの人》が死んでいなければ…。 そんな《あの人》の一人に幕末期の大老・井伊直弼がいる。最初の短編『首』は彼が首を落とされた所から始まる。 処理に困って右往左往するというより、首を手に入れようとする人々を描いた点では、映画『ハリーの災難』より『ガルシアの首』のテイストに近い。 安政の大獄で恋人を失い、現在は藩主の愛妾となったお縫の方は、ヨカナーンの首を頂いたサロメよろしく彼の首に口づけするのだから。 2003/10/31

Psvita5000

3
短編だけどその辺にある大長編よりも余程読み応えがある。笊ノ目万兵衛なんて思わずGoogle先生て調べちゃったよ✨2018/10/14

denz

3
河上彦斎の「魔人」ぶり2010/10/03

しじみのたわごと

2
読んでいる最中に中身のほぼ同じ新装版が出てしまって途方に暮れる。「首」「笊ノ目万兵衛門外へ」「大谷刑部は幕末に死ぬ」「おれは不知火」「絞首刑第一番」の幕末物5編。絞首刑~は再読、ほかは初読。笊ノ目万兵衛門外へ、とおれは不知火が特に心に残った。表題作、「おれは知らぬ」と掛けているのだろうか? われも人の子樽拾い。2013/03/05

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