内容説明
本書は同誌主宰者・柴野拓美が、ここ10年間の掲載作から代表的傑作を精選・集成した、SF文学の新時代到来を告げる記念碑です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
7
山田正紀さんの短編集未収録の処女作と久米康之さんの(唯一の?)短編も載っていて、一粒で二度おいしいではないか。 山田正紀さんのは、人類を滅亡から救う(あるいはそれを先へ延ばす)ために「間引く」という堪えられないテーマなのだが、詰め込みすぎて走りすぎて・・・。 処女作にはその作家のすべてがあるというのは、あながち間違いでもないかも。 久米康之さんの短編も期待したけど、もっと頭が破裂しそうなくらいグシャグシャにして欲しかったな。 すれたおっさんから見ると、主人公の男女がいい人すぎる。 308ページ 2012/05/14
亮人
2
『猫の尻尾も借りてきて』の久米康之の短篇「猫の交差点」が白眉。 これも時間SFなんだけど、タイムパラドックスがメインネタではなくって、正しい歴史と女性への愛との間での葛藤がメインで、うーん切ない。やっぱり時間SFはロマンチックで切ない男心を書いたやつが良いよね。2009/11/25
ブリストル
0
コッペリアが好きだった。暴走した人工知能戦闘機の侵攻を止める話なのだけれど、プロセスや世界設定が厨二心に恰好よかった。2015/03/16
今江@神奈川
0
宮武一貴「コッペリア」SUPERBIRDの続き、時系列逆だけどマクロスっぽいなぁ。宮武さんにはもっと小説も書いてほしかった。2013/05/10
丰
0
Y-202007/12/08
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- 和書
- 宙からきた子どもたち