河出文庫<br> 妖人奇人館

河出文庫
妖人奇人館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309400891
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えか

57
毒殺しようとしても撲殺しようとしても射殺しようとしても死なないラスプーチン。カサノヴァの日誌にも登場する、謎の錬金術師カリオストロ伯爵。人騒がせな預言者ノストラダムス。死後にも出逢ったという噂の絶えないサン・ジェルマン伯。殺害時間に律儀な切り裂きジャック。ムー一族には、お馴染みの面々のお話しはもちろん面白いが、それ以外にも女装の美少年で、ルイ15世の密命を帯びてスパイとなる外交官、騎士デオン。腕の立つ医師なのに、持ち前の短気が禍いして、放浪の旅を余儀なくされるパラケルスス、など変人奇人のエピソードが満載。2024/07/11

澤水月

29
ショーンK騒動見てふと。壮大な話なら人は魅惑されるよなあ、と昨今の色々見て思う。澁澤龍彦妖人奇人館でも出てくるサン=ジェルマン伯爵なんて18〜20世紀、主にルイ15・16世の社交界に不老不死の人として出入り。使用人に第三回十字軍の話を確かめようとして「それは無理でございますよ。私はまだ伯爵にお仕えしてから500年しかたってないのですから」て話大好きw2016/03/24

川越読書旅団

24
ラスプーチン、切り裂きジャック、ノストラダムス等歴史的に著名な妖人・奇人を、澁澤の主観をほぼ交えず、ガッツリと史実に基づいて(おそらく)描く存外ちゃんとした短編集。2024/07/27

阿部義彦

19
この文章は最初、季刊で刊行された講談社の「別冊小説現代」に昭和41年から44年に渡って連載されたもので最後の二篇だけ「婦人公論」と「小説新潮」に書かれました。⬅文庫版著者後書きより、昭和59年記すとあり、1984年初版でこの文庫は97年で27刷です、多分今でも河出文庫の澁澤龍彦さんの著作は全部生きていて版元に注文すれば手に入ると思います。これだけ愛されて、敬称が~さんと呼ばれる物故した作家はまず居ないと思います。切り裂きジャックの正体には唖然!ヨーロッパの18世紀は変人の巣窟。2024/01/21

芍薬

16
ラスプーチンやノストラダムス、切り裂きジャックと気になる方々総出演でした。しかしサラ・ベルナールの悪(?)趣味がちょっと解ってしまって困ります。2012/11/12

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