河出文庫<br> 妖人奇人館

河出文庫
妖人奇人館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309400891
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

28
ショーンK騒動見てふと。壮大な話なら人は魅惑されるよなあ、と昨今の色々見て思う。澁澤龍彦妖人奇人館でも出てくるサン=ジェルマン伯爵なんて18〜20世紀、主にルイ15・16世の社交界に不老不死の人として出入り。使用人に第三回十字軍の話を確かめようとして「それは無理でございますよ。私はまだ伯爵にお仕えしてから500年しかたってないのですから」て話大好きw2016/03/24

阿部義彦

18
この文章は最初、季刊で刊行された講談社の「別冊小説現代」に昭和41年から44年に渡って連載されたもので最後の二篇だけ「婦人公論」と「小説新潮」に書かれました。⬅文庫版著者後書きより、昭和59年記すとあり、1984年初版でこの文庫は97年で27刷です、多分今でも河出文庫の澁澤龍彦さんの著作は全部生きていて版元に注文すれば手に入ると思います。これだけ愛されて、敬称が~さんと呼ばれる物故した作家はまず居ないと思います。切り裂きジャックの正体には唖然!ヨーロッパの18世紀は変人の巣窟。2024/01/21

芍薬

15
ラスプーチンやノストラダムス、切り裂きジャックと気になる方々総出演でした。しかしサラ・ベルナールの悪(?)趣味がちょっと解ってしまって困ります。2012/11/12

二笑亭

7
再読。ラスプーチンに切り裂きジャック、サンジェルマン伯爵、パラケルスス。と、様々な創作物にも登場する妖人・奇人を記したエッセイ。全体的に軽めの文章なので、サラッと読めてしまうが、そのぶん知識が凝縮。最後の3篇は特定の人物ではなく1つのテーマを元に様々なエピソードや知識を集めたもの。古代石器殺人事件のその後が気になるが、調べてもヒットしない……。2021/12/01

lunarFarside

5
悪徳も背徳も人類史としてみれば一種の華というか、型通りではない人間の行動というものに心惹かれるものがある。主に中世に奇行で名を馳せた人物の紹介も面白かったけれど、「人肉嗜食魔たち」以降での倒錯的な犯罪への考察は強烈。ここで二度にわたり紹介されるウージェーヌの例は本当に倒錯の極致ともいえる。2012/06/17

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