出版社内容情報
ドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」撮影現場で仲間と駆けぬけた日々を、日記とスケッチ、写真で綴る。ドラマに登場の惣菜レシピも!
【著者紹介】
1958年静岡県生まれ。レストランのシェフを経て料理家となる。文筆家としての顔も持つ。著書に『新装 高山なおみの料理』『料理=高山なおみ』『日々ごはん?@~?K』『高山なおみのはなべろ読書記』など多数。
内容説明
料理家・高山なおみが、ドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」の撮影現場で体験したあんなことやこんなこと…。スタッフら大勢の仲間と心ふるわせ駆けぬけた4ヵ月を、日記とスケッチ、写真で綴る。木皿泉との特別対談も収録。
著者等紹介
高山なおみ[タカヤマナオミ]
1958年静岡県生まれ。レストランのシェフを経て、料理家となる。2009年公開の映画「ホノカアボーイ」、14年放送の連続ドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」(NHK BSプレミアム)では料理監修をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
27
日記から現場の雰囲気を味わえました。苦手なことにチャレンジする高山さんに応援しながら読みました。試作を試行錯誤と重ねたりリクエストに応じたり、慣れないことで体調を崩すところは読んでて辛かった。それに同時進行の仕事も!ごはんを美味しいと感じるってとても大切なこと。心の動きは大きく揺れ、いかに体力勝負。こんなにも正直な文章なのに自分にもすーっと入ってくる感じ。相性がいいのだとすると嬉しいです。「テレビのスタッフたちはにせものの世界を本気でつくっている」が印象に残りました「昨夜のカレー、明日のパン」観たい! 2017/12/05
ROOM 237
16
料理家の高山さんがまだ吉祥寺にお住まいだった頃、ドラマで一瞬出てくるご飯「きえもの」に携わった日々をまとめた日記。早朝から真夜中までぎゅうぎゅうに立て込む撮影に合わせ、ほんの一瞬しか映らない料理への意気込みやドラマに合わせたこだわりは読むだけで疲れてしまったけど、時間をかけて作っても食べたら一瞬でなくなってしまう料理の儚さよ…印象深いものはずっと記憶に残る。その記憶や作ってみたいと思わせる料理に出会えたら何回も見てしまう。ジョン.ファブロー監督の「シェフ」が大好き!2022/05/09
mico
14
「昨夜のカレー、明日のパン」のドラマを担当した高山さんの日記。原作は読んだけども、ドラマはまだ見てないのであれこれ想像しながら読みました。今度は、あれこれと悩みながら作られたお料理に注目してドラマを見ます。2015/12/17
もぐみそ
11
ドラマ化した「昨夜のカレー、明日のパン」の料理監修をした高山なおみさんのドラマ撮影中の日記。私の大好きなドラマ「ゴーイングマイホーム」で、料理研究家役だった山口智子さんが映画の料理監修をしていたシーンがあって面白かったなぁと思い出して、読んでみた。日常を料理で表現するということは、とても奥深い。卵の崩し方だったり、湯気のひとつだったり、プロのこだわりを感じた。日記を読む限り、高山さんが全然楽しそうではなく、ご自分を追い込んでいる印象。高山さんのプロ意識がすごいなぁと思いました。2018/10/16
青木 蓮友
10
この終わり方、思わず「うひゃあ」のけぞってしまった。これをあざとくなくできるのはこの人をおいて他にいなかろう。木皿さんとの対談を読んで、あらためて高山さんのどこが珍しいのかが分かった、ものすごくスッキリした。文章にするとついしちゃう背伸びが、なんと高山さんには分からない。やっぱりこの人は天然の天才というか、そうか、天職というのは、持って生まれた片寄りをまるごと才能にできることなんだなと思った。手に汗握るこのロケの原作は読んだけれど、ドラマは観なかった。それでも十二分に楽しめる日記となっている。 2015/10/11