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出版社内容情報
ハウス・ミュージックの新潮流を作り、多くの「奇行」で音楽史上類を見ない逸話を残した伝説のハウス・ユニットKLFの決定版評伝
ジョン・ヒッグス[ヒッグズ,J]
著・文・その他
中島 由華[ナカジマ ユカ]
翻訳
内容説明
深遠なる思想家か?目立ちたがりのバカ者どもか?無断サンプリング、チルアウト、そして自爆―その結成から、成功の果てに大金を燃やすまでの「奇行」の数々が、初めて白日の下にさらされる。イギリス本国で高い評価を得たハウスミュージックのレジェンド、決定版評伝!
目次
プロローグ 一〇〇万ポンドを燃やした馬鹿者ども
第1部 ウサギの耳(エリスとエコー;光明とイルミナティ;シリウスとシンクロニシティ;魔術とムーア;人間とムームー ほか)
第2部 角(儀式;旅;潜水;終焉;目に見えない流れ ほか)
著者等紹介
ヒッグス,ジョン[ヒッグス,ジョン] [Higgs,John]
イギリスのテレビ・ディレクター、ジャーナリスト、小説家。文化史に造詣が深い
中島由華[ナカジマユカ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
8
The KLFといえば前身JAMs時代も含め、サンプリング・ミュージックの最初期のバンドであり、今や音楽以外でも人口に膾炙する言葉「チルアウト」を発明したポップミュージック史のマイルストーンの一つではる一方、「キーボードを人差し指だけで演奏していた」「ホテルに羊の死骸を放置した」「ABBAの曲にラップを載せただけの曲を発表して、ABBAの許可を取るべく事務所に突撃した挙句レコードを牧場で焼いた」などの奇行でも知られた悪名高いバンドでもある。(つづく)2022/11/03
garth
8
心のなかの魔術的思考は、非物質の領域を飛び出して物質世界に働きかけようとしても、たいていは失敗する。そして客観的物質主義は、われわれの住む精神世界を説明すること、あるいは予測することが非常に不得手である。いずれにも限界があることをいったん認識してしまえば、これら二つのモデルは両立しないという考えはなくなる。2019/12/01
むらむら
1
「動物の写ってるジャケットにハズレなし」の法則を信じて買った「Chill Out」。僕にとっては、人生で最も、眠れない夜に耳を傾けたアルバムとなりました(次点でGetz/Gilbert)。 そんな彼らの軌跡を追った一冊。こんなマニアックな書籍が邦訳される日本って素敵…。
arnie ozawa
1
The KLFというかビル・ドラモンドの活動をビッグ・イン・ジャパン以前から追いながら(もちろん、焦点は100万ポンドを燃やした話だけど)後半は貨幣論、社会論、認識論に至る面白本。重要なワードというか概念の「リアリティトンネル」が腑に落ちるとかなり有用です。2018/08/26
bocdc
0
KLFの行動や90年代前半の特殊性を面白がっていた自分にとって非常に面白かった。「Chill Out」は駄作と切り捨てられほとんど言及されていなかったのは残念。2021/03/09
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