マイルス・デイヴィスが語ったすべてのこと―マイルス・スピークス

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309277707
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

自宅で料理をしながら、ホテルで衣装のチェックをしながら、そして大好きな絵を描きながら……これまで描かれなかったマイルスの素顔

小川 隆夫[オガワ タカオ]
1950年、東京生まれ。音楽ジャーナリスト、整形外科医、DJ。1977年、東京医科大学卒業。1981?83年、ニューヨーク大学大学院にてリハビリテーションを専攻。留学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのジャズ・ミュージシャンと知り合う。帰国後、ジャズを中心に音楽評論活動を開始。また翻訳、インタビュー、イベント・プロディース、レコード・プロデューサー、クラブDJなどその活躍は多岐にわたる。また、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医もつとめた。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。著書に『知っているようで知らない?ジャズおもしろ雑学辞典』『マイルス・デイヴィスの真実』『ブルーノートの真実』『はじめてのブルーノート ON BOOKS 21』『TALKIN’ジャズ×文学』『マンハッタン・ジャズ・カタログ』『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』等多数。

内容説明

日本で最もマイルスに接近したジャズ・ジャーナリストによる“マイルス体験記”。二〇回近くに及ぶ直接取材によってマイルスの全貌に迫るドキュメンタリー。インタビュー嫌いで知られるマイルスが、自宅で料理をしながら、ホテルで衣装のチェックをしながら、そして大好きな絵を描きながら、これまでの人生を振り返りジャズ論を展開する“奇蹟”を、読者は目の当たりにするだろう。本書から、これまで描かれることのなかったマイルスの肉声が聞こえてくる。逝去の一週間前に行なわれた「ラスト・インタビュー」の模様も余すところなく収録。

目次

マイルスがキャンセルしたいといっている
その時代の最高にヒップな音楽をやりたい
オレの前で二度とテープレコーダーは出すな
この間のようにオレの脚を診てくれないか?
いつだってバードを捜し回っていた
ディス・イズ・ユア・ドクター
新しいものをクリエイトしている人間は光り輝いている
周りがオレをそういう存在にしてしまった
自分がわかってないヤツとは一緒に演奏できない
それをやると、オレにどれだけの得がある?
クールな中にもホットな躍動感がなくちゃダメだ
番号はソイツに聞いておけって
海賊版か?
光の具合で、絵の感じが変わると思わないか?
So what?
訴えられたら堪ったもんじゃないからな
それまでのオレがすべて凝縮されていた
ここで待っていろ
In Memory Of Sir Miles Davis 1926-1991

著者等紹介

小川隆夫[オガワタカオ]
整形外科医、JAZZジャーナリスト。1950年生まれ。60年代から70年代初めにかけての学生時代、渋谷や新宿のジャズ喫茶に通い詰める。ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレイキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、『スイングジャーナル』誌の連載を持つとともに、ジャズを中心に約三千本のライナーノーツを手がける。マイルス・デイヴィスや、ブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazissho

5
この本は私が抱いてきたMiles Davisに対する見方を大きく変えた。そしてMiles Davisを人間として理解でき私の中で今までより近い存在になった。ずっとBGMにMilesを流しながら読んでいた。2017/05/31

Roko

2
マイルスは常に新しいものを求め、人と違うことをしようとしていた。その根底に流れるのは、ゆるぎない美意識と自我なのだと思う。2017/02/20

redlorry

2
僕がマイルスを最初に聴いたのは1973年新宿厚生年金で、最後は、1988年の昭和女子大の人見記念講堂だった。マイルスは好きで来日するたびにかなり行った。この本ではそんなマイルスの肉声が聞こえてくるように小川さんが書いてくれて興味深く読んだが、マイルスは思っていたイメージとはかなり違っていて、気配りのある優しい人だったように思える。2016/12/14

参謀

1
ジャズの帝王マイルス・デイヴィスが1985年から5年間に小川隆夫に語ったインタビューの総て。批評家もインタビューも嫌いで気難しいマイルスが、さらに日本人にこうも自分の心情を語っているというのがまず驚き。著者は整形外科医でもあり、ひょんなことからマイルスの術後の痛みの相談にも乗り、そこで気に入られたよう。マイルス好きには本書はマストアイテムだと思う。自分は読んでワクワクしっぱなしだった。マイルスの記憶はライナーノーツより事細かく、術後は絵も描くようになり、探求心も衰えず、まさにアーティストだった。2024/08/13

トニー

0
マイルスが常に新しいものを求める姿勢は天才ならではのものなのか 真摯で優しいマイルスも好印象 マイルスの音楽がたやすく手に入る環境に感謝しつつマイルスに囲まれて生きていきたい2024/02/04

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