出版社内容情報
青木が原樹海を舞台に、スペインの奇才コンビが放つ傑作ホラー漫画。『リング』『呪怨』の中田秀夫監督が実写映画化予定!
【著者紹介】
コミック原作者。ファンタジー作品を発表してスペイン国内で成功を収めた後、アメリカの出版社IDWやイメージ・コミック社からさまざまなシリーズを出版。主な作品にEl Velo(ベール)など。
内容説明
死者の魂がさまよう森を守るリョウコと、命を絶った恋人の悪霊にとりつかれた、アラン―青木が原樹海を舞台に、スペインの奇才コンビが放つ傑作ホラー漫画。
著者等紹介
トーレス,エル[トーレス,エル] [Torres,El]
マラガ生まれのコミック原作者。ファンタジー作品を発表してスペイン国内で成功を収めた後、アメリカの出版社IDWやイメージ・コミック社からさまざまなシリーズを出版。2012年、幅広いジャンルのコミックを出版することを目的とした「Amigo Comics」を立ちあげる
エルナンデス,ガブリエル[エルナンデス,ガブリエル] [Hernandez,Gabriel]
グラナダ在住。絵画の世界からコミックへと転身して多くの賞を獲得し、アメリカに進出した。『X‐メン』のコミックの絵を担当することになり、巧みな筆致でミュータントの世界を描き注目を集めている
轟志津香[トドロキシズカ]
スペイン語翻訳家。慶応大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りー
35
外国人にとって日本の宗教観というのが極めて理解しづらいものだという事実が浮き彫りになる、スペイン人作家によるジャパニーズホラー。海外から見ると青木ヶ原樹海はセンセーショナルな存在なのだなぁ。神の概念や怨霊の捉え方からお国柄による感覚の違いが読み取れるが、感覚的なところはズレていても怨霊に対する目の付け所は鋭く、漫画としてもコマ割りへの工夫なんかはたいへん興味深いものだったので、作者の魅力は十二分に伝わる一冊になっているのではないだろうか。面白かった。2015/11/11
RE:PIRO
11
外国人が描いたとは思えないほど日本の描写が正確。それはもう向こうの描く「ジャパン」じゃなくちゃんとした「日本」です。 まったく救いようのない話で【褒め言葉】ホラー作品としてもよくできている。約2,000円くらいするが買って損はない作品だと思う。2014/06/10
∃.狂茶党
2
スペインの方によるJ -horrorで、宗教的な掘り下げ、怪談の構造を踏襲するなど、日本文化/社会を切り取った作品となってる。短い作品ですが、これらのことが厚みとなり、読み応えは重たい。ちゃんと怪談的に怖くなってます。2019/08/21
6(ロク)
2
スペインコミック界の巨匠コンビが青木ヶ原樹海という死の森にインスパイアされ奉げられた意欲作、確かにかの森の特異性は世界屈指なのでしょう、富士という雄大なランドマークの裾野に広がる美しくも強力な「死」への磁場。リングの中田監督が実写化するそうで青木が原の魅力(魔力)が更に響き渡ることを期待します、だってジモティだもーん。2014/06/21
康芳英
1
自殺シーンを見開きでセックスシーンと左右対称に配置したページやSMクラブでのジワリと恐怖が迫ってくる描写など、ホラーコミックとしての表現が本当に素晴らしい作品。日本が舞台の作品なのに日本描写に違和感がないのも素晴らしい。2014/05/30
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