内容説明
「どうしてこうなった?」「どうすればよかった?」ヒヤリハット、懲戒実例を分析し、失敗の原因と防止策を具体的に説くインシデント集。
目次
第1章 弁護士の失敗学総論(弁護過誤判例から学ぶ;弁護士懲戒実務から学ぶ)
第2章 冷や汗体験から失敗を考える(契約交渉での冷や汗;保全事件での冷や汗 ほか)
第3章 失敗の防止法を考える(依頼者の開拓と選別;依頼者に対する説明と報告 ほか)
第4章 懲戒事例から失敗を考える(事件受任の失敗;事件処理の失敗 ほか)
第5章 懲戒の統計から失敗を考える(事例別に見た懲戒事例;その他の分類 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみ
3
とりあえずさらっと。危険を察知するアンテナを設置しておかないと。2015/01/13
TM
1
弁護士が業務を行うにあたり、最低限注意しておくべき点が学べる良書。弁護士業務は幅広く、どこまでの行為はやるべきで、どういう行為はしてはいけないのか、境界が明らかではないところもあるが、本書では、明らかにアウトな事例を多数掲載し、基本事項を解説してくれている。どうすべきであったのかの心構えも説いてくれているので、失敗しないための参考にはなるだろう。2014/12/29
Mik.Vicky
0
私は弁護士ではないが、自分の仕事に当てはまる事もたくさんあった。仕事のベースには共通する部分が多い。 中でも、依頼者に感情移入してしまったら、自分の精神が持たないという一節には心底同意した。2014/11/21