見知らぬ国のスケッチ―アライバルの世界

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  • サイズ B4判/ページ数 45p/高さ 32cm
  • 商品コード 9784309274577
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

出版社内容情報

世界中を感動させた『アライバル』。アイデアの元になったスケッチを交えながら作家自らが手の内を語ったメイキングブック!

「物語というものは、どこからやって来るのか。あのとき見せられた美しく奇妙な世界は、いったい何だったのか。――なるほど、みんなここに書いてありました。」――道尾秀介(作家)

「『アライバル』を超えるものは、もうないだろうと思っていた。
この「ショーン・タンの頭の中を覗く」という試みは、観るものをさらに刺激し、魅了する。
本作は紛れもなく、彼の新たな代表作だ。」――小島秀夫(ゲームデザイナー/「メタルギア」シリーズ監督

【著者紹介】
1974年オーストラリア生まれ。これまでにオーストラリア児童図書賞他数々の賞を受賞。作品は世界中で翻訳出版されている。代表作『アライバル』のほかに『遠い町から来た話』『レッドツリー』が邦訳されている。

内容説明

世界中を感動させた『アライバル』。文字のない絵本が生まれるまでに試みたすべてをショーン・タン自身が語る、創作への愛と情熱にあふれた魅惑の一冊。

著者等紹介

タン,ショーン[タン,ショーン] [Tan,Shaun]
1974年オーストラリア生まれ。幼い頃から絵を描くことが得意で、学生時代にはSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学(University of Western Australia)では美術と英文学を修める。これまでに発表したいずれの作品も卓越した内容と表現で評価が高く、オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。作品は世界中で翻訳出版されている。現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとして活動の場を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanegon69@凍結中

82
大作「アライバル」が生まれる過程でのショーン・タンの製作意図、作品に込めた思い、テーマについての考察、膨大なラフ・スケッチの一部、製作プロセスの紹介など、非常に丁寧に解説されています。「アライバル」を最初に観た時は、その不思議な世界、強いメッセージ性に衝撃を受けましたが、想像以上に非常に緻密にリサーチし、様々なものにインスパイアされ、そしてものすごく時間をかけて慎重に丁寧に製作されていることがよく分かりました。もはやこれは唯一無二の職人芸ではないでしょうかね!彼の他の作品もますます楽しみになってきました!2019/12/17

♪みどりpiyopiyo♪

63
ものを創ることが好きです。ものを創る人が好きです。ものを創る工程には わくわくしちゃいます。みんなの創作過程を覗いてみたい♪ ■この本は、先程のサイレント絵本(グラフィック・ノヴェル)『アライバル』のメイキング・ブックです。作者が、ほんのワンシーンを思い描いたところから、コンセプトを絞り、キャラクターデザイン等を練りに練って、ストーリーを組み上げ、…といった工程を、作者自身の言葉と共につぶさに見ることができて、とても面白かったです (*・ᴗ・*)♪ (2010年)(→続2019/01/18

夜長月🌙

53
絵本「アライバル」の解説本。これを読んでしまうと「アライバル」を自由に感じ取れなくなってしまうので「アライバル」を存分に味わってから手にとってほしいです。2019/01/19

くろにゃんこ

46
『アライバル』の制作過程、秘話の絵本。読み友さんに教えていただきました♪図面や設計図を見ているような細かさに鳥肌が…そしてまた『アライバル』を手にしたくなります。この2冊は一緒に見るべきですね。2021/06/27

touch.0324

44
作者が言うように《『アライバル』の水面下の氷山》である。氷山は往々にして水面下に隠れている部分の方が大きいのだ。本書では『アライバル』の制作を、リサーチ、旅路、新しい町、言語、住まい、などに区切り、それぞれどこから着想を得たのかが語られている。"移民"に親しまない僕は、リサーチ部の移民や移民管理局の写真にかなり興味をひかれた。僕が彼の作品のレビューで使っていたシュルレアリスム、ディストピアというキーワードを本人の口から聞けたことも収穫であった。これは、もうひとつの『アライバル』と呼んでもいいのではないか。2014/10/12

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