石井好子のヨーロッパ家庭料理

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  • サイズ B5判/ページ数 194p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784309273471
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0077

内容説明

ヨーロッパ各地の家々を訪ね、レストランでは味わえない家庭の味、食卓の風景を取材した、料理指南書にして第一級の食紀行。

目次

フランス(食べ物の話ですべてが始まる国―フランス)
南フランス・イタリア・スペイン・ポルトガル(すばらしい風景、おいしい海の幸の―南フランス;暖かい人情、ふりそそぐ太陽、そして豊富な食べ物の国―イタリア ほか)
ドイツ・オーストリア・スイス(ハウゼ楽団の思い出とともにある国―西ドイツ;私の長年あこがれた音楽の都―オーストリア・ウィーン ほか)
ベルギー・オランダ・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー(首都ブラッセルはパリに似た街―ベルギー;北のヴェニスといわれる水の都―オランダ ほか)
イギリス(田舎や裏街にむしろおいしいものがある―イギリス)

著者等紹介

石井好子[イシイヨシコ]
1922年東京都生まれ。東京芸術大学声楽科卒、戦後ジャズ歌手に。50年、留学のため渡米、のちフランスに渡り、パリでシャンソン歌手としてデビュー。世界各国の舞台に出演し、帰国後、歌手として、音楽事務所社長として、そしてエッセイストとして活躍した。著書に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』、『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』(ともに河出文庫)ほか。2010年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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野のこ

22
堀井さんのエッセイで「私の教科書」と書かれていて気になって借りました。40年前くらいに発行された復刻版。友人や知人との何気ないおしゃべり、素敵な住まいの様子に華やかな食卓と心踊るような一冊。石井さんの文章は小粋で魅力的、食事の写真も楽しそうな光景に顔を近づけてきっと素敵な時間だったんだろうなぁと想像が膨らみました。私もスピードクッキングのエピソードがお気に入り。ただ戦後をまだ引きずった現実もあり私はすっかりドイツが西と東に分かれていたことを忘れていたのが自分自身でショックでした。2017/04/09

Ribes triste

12
石井好子さんがヨーロッパのご家庭を訪問して家庭料理をご馳走になりレシピを学ぶ。石井さんのエッセイと料理レシピの両方が楽しめる、食いしんぼうにはたまらない本です。子どもの頃に読み、大人になったらこの本を入手して料理を作って食べたいと思っていました。絶版で野望が潰えたと思っていたら、復刊してくれて本当に嬉しい。2023/02/18

アカツキ

9
再読。ヨーロッパ各国の家庭を訪ねてその国や家庭でよく食べられている家庭料理を作ってもらってレシピを紹介する本。どの家庭も気合が入っていて華やかな食卓風景が美しい。その家庭を訪ねた時のエピソードがそれぞれ楽しくイキイキとした描写に、自分もスタッフの一人としてその場にいるような気分になれる。料理的にはイタリアが一番好みかな。2022/04/18

きりぱい

8
ヨーロッパの家庭を訪ねるエッセイでもあり、その家庭料理のレシピ集でもあり、写真も豊富と著者の著書の中でもお得感のある一冊。この間タッパーで振るだけのタルト生地を今時の時短だなあと思いながら作ったけれど、この中でもうパリの主婦が瓶で振って作っていた!なしとバナナのタルト、フィリングは生クリームと砂糖をかけるだけ。なんて簡単なんだ!ああ、丸ごと鴨のロースト、子どもがはしゃぐトプフェンパラチンケン、雪卵のレシピもある。作る作らないは別にして、喉をごくりと各地の家庭の暮らしまで想像して楽しい。2014/04/25

くさてる

4
今から40年近く前に発行された、ヨーロッパ各地の家庭料理を石井好子が紹介した本の再刊。さすがに写真や材料名などには時代を感じるものの、紹介文は具体的で分かりやすく、またエッセイとしても楽しく読める内容。いま現在のヨーロッパの人々が読んだらとても懐かしく感じる家庭料理であるのかもしれないとも思った。2012/11/06

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