さあ、犬になるんだ!

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784309269337
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

出版社内容情報

カルヴィンは誕生日に催眠術のショーを見てさっそく妹に催眠術をかけてみた。「さあ、犬になるんだ!」と……。村上春樹翻訳のシュールでブラックな笑いのある絵本。

著者
C・V・オールズバーグ (オールズバーグ,C・V)
1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。『急行「北極号」』で1986年度コルデコット賞受賞。ほかに『ジュマンジ』(ほるぷ出版)など多数。

村上 春樹 (ムラカミ ハルキ)
1949年、京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『ノルウェイの森』(講談社)、『海辺のカフカ』(新潮社)、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、『西風号の遭難』にはじまるオールズバーグ作品など多数。

内容説明

誕生日にもらったチケットで催眠術師「偉大なロマックス」のショーを仲良しのロドニーと見に行ったカルヴィン。うちに帰ってから、さっそく妹のトゥルーディーに催眠術をかけてみたが…いたずら好きの少年とかしこい妹。いきいきとした登場人物たちとひねりの効いた展開が冴えるとっておきの物語。

著者等紹介

オールズバーグ,クリス・ヴァン[オールズバーグ,クリスヴァン][Allsburg,Chris Van]
1949年生まれ。ミシガン大学などで彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。コルデコット賞を2度受賞し、映画化された作品も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

91
オールズバーグの絵と村上春樹さんの訳で楽しい話でした。読メさんの感想とこの表紙の絵で虜になって図書館で借りてきて読みました。話としては催眠術の他愛もない話なのですが、このオールズバーグの絵島も茶色系統の色で統一されていて、子供やほかの人々の表情を眺めているだけでも引き込まれてしまいます。2015/09/12

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

83
原題『PROBUDITI!』(目を覚ませ!)。いたずら好きの少年カルヴィンは、誕生日に催眠術師ロマックスのショーを観ます。上品な大人の女性がニワトリに変身する様子を目の当たりにして大興奮。家に帰って、妹に見よう見まねで術をかけます。「お前は犬だ」。四つん這いになってぺろりと舌を出す妹。術は成功。最初は面白がっていたものの、だんだん心配になってきました。ところが催眠術を解く呪文を忘れてしまい……。セピア色のリアルな画面とひねりの効いた展開に引き込まれます。さらに、ラストの一行が実に鮮やか。翻訳は村上春樹氏。2015/03/01

ムッネニーク

74
96冊目『さあ、犬になるんだ!』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、2006年12月、河出書房新社) オールズバーグらしい、ちょっぴり奇妙でいじわるな絵本。全篇セピアカラーで描かれたイラストは、不気味さとコミカルさが同居しておりとても印象的。子供たちの表情が非常によく描き表されており、特に少年たちのしたり顔の憎たらしさったらない。 ただ、捻りの効いた物語なのに、冒頭のあらすじでほとんどネタバレしてしまっているのはいただけない。 〈チョコレートチップはね、あたしの大好物なんだ〉 2024/07/13

p.ntsk

50
誕生日にお母さんから貰ったチケットで催眠術師「偉大なロマックス」のショーを見たカルヴィン。いたずら好きのカルヴィンは家に帰ると早速妹のトゥルーディーに催眠術をかけてみることに・・・。もうこの兄貴しょうがない(笑)でも妹は一枚上手の役者でした。 2016/08/16

とよぽん

46
図書館、タイトルに惹かれて。オールズバークはやっぱり面白い。兄のいたずらの裏をかいて、いたずらの上塗り?をした妹の知恵がまさっていた。ラストで、Oh!!となった。2022/09/05

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