内容説明
いま、大学の独立行政法人化など、産学官協同の流れは強まるばかりだ。アカデミズムの時代は終わるのか、それとも再生するのか、どう再生するのか、二一世紀への重い宿題を読者とともに考えぬかなければならない。書名「埋火」に込められた後代への含蓄ある先生のメッセージに想いを致しながら。
目次
1 生まれた頃から少年時代の思い出―米騒動から敗戦にかけて
2 一高・東大・日本農研・東大社研の時代
3 東大経済学部の時代
4 平和経済計画会議に関わって
5 東大紛争の渦中で
6 「社会主義」の種々相
7 未来を展望する
8 生活研に望むこと
9 結びにかえて
著者等紹介
大内力[オオウチツトム]
1918年6月東京府下に生れる。1940年、東京帝国大学経済学部経済学科入学。1942年、卒業、財団法人東亜農業研究所に入所。1946年、東京帝国大学社会科学研究所嘱託。1947年、東京帝国大学助教授。1960年、東京大学教授。1961年、経済学博士。農政審議会委員。1968年、米価審議会委員、東京大学評議員、東京大学経済学部長。1972年、東京大学総長特別補佐(副総長)。1974年、平和経済計画会議運営委員、東京大学評議員。1979年、東京大学を定年退官、信州大学教授。1980年、信州大学評議員。1982年、日本学士院会員に選定。1984年、信州大学を退官、信州大学名誉教授、日本学術会議会員推薦管理会委員。1987年、大学生協東京事業連理事長、大東文化大学教授。1988年、雇用審議会委員。1989年、全国大学生協連合会会長理事、学士会常務理事、生協総合研究所理事長。2000年、東京高齢協発足、理事長。2002年、日本高齢協連合会結成、会長理事
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