内容説明
デビューとともに伝説と化しながら、現在進行形で戦い続ける戦士たち―「頭脳警察」の全貌・全軌跡をあきらかにする迫真のドキュメント。
目次
1 旧友の証言
2 レコーディング現場の証言
3 メンバーの証言
4 ロックライターの証言
5 ライブハウス経営者の証言
6 イベンターの証言
7 ミュージシャン 秋間経夫の証言
8 TOSHI語る
9 PANTA語る
著者等紹介
須田諭一[スダユイチ]
1959年生まれ。大学進学予備校の職員を経て、フリーライターへ。90年より「PANTA FAN CLUB」の会報誌編集長を務める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
廃
1
日本のロックに関心があるなら必読じゃないかと思える内容。 頭脳警察については政治性・話題性より音楽性に目を向けるべきだとする評は多い。本書では本当はノンポリと明記されてるところもあるが、体制でない側(あるいは弱い側なのかも)へのシンパシーは明らかではないか。この時代、政治運動が激しかったのでその感覚から言えばそこまでコミットしないという意味ではノンポリといえるだろうが、音楽をやるうえでそういった心情も表面化したというに過ぎず(そこがメインではなく)、これを今風に「左翼」「反日」等と記号化しても汲み取り2015/02/16
ビーフハート
1
世に蔓延る頭脳警察への安易なイメージを覆すべく編まれた一冊。日本語ロック創成期の資料としても読み応えあり。ただし、証言者は全て頭脳警察が(多少の温度差はあれ)好きな方々なので、その辺りが物足りないと感じる人もいるかも。2012/04/01
バズリクソンズ
0
あるロック雑誌で日本で最初のpunkと紹介してあるのを見て、ファーストの復刻CDとこの本を揃って購入しました。オリジナルレコードはかなりのプレミア価格がついているみたいです。肝心の本の内容は、この時代の空気感を余すことなく捉えていて、最後にPANTAとTOSHI本人達の文章が書かれていて、至極の一冊です。
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