出版社内容情報
「再発が怖くてたまりません」
「セカンドオピニオンをとりたいけれど、主治医を裏切るようで後ろめたくて」
「小児がんで予後が良くない10歳の娘に、“私、死んじゃうの?”と聞かれて悩んでいます」
「コロナで病院が面会禁止になり、大切な人を看取れないかも」
--今、まさに苦しんでいる患者さんやご家族、医療者からの「命の質問」に、がんを生きる緩和ケア医・大橋洋平先生が明るく、正直に、本音で向き合います。最後まで自分らしくあるための「しぶとく生きる処方箋」。
第一章 先生、治療がとにかくつらいんです
・想像を絶するきつい治療に心が折れそう……
・再発の恐怖に怯える毎日。もうイヤ
・顔に残った手術痕。鏡を見るたびつらいです
・「がんに効く」サプリや民間療法ってある?
・セカンドオピニオンを受けたいが、主治医に悪くて
・余命宣告は受けるべきなのでしょうか?
・末期を疑う夫に真実を知らせるべき?
……他
第二章 現役がん医者はこう考える
・同じ環境でもがんになる・ならないの分かれ目は?
・「あなたは助かる。勘だけど」とナースは言うが……
・「がん以後」の職場復帰。障害はあった?
・痛い時、つらい時の乗り越え方は?
・今なら絶対しない、患者に対するかつての言動は?
・看護師です。患者さんにうまく言葉がかけられません
・患者で医者の先生にとって「理想の病院・医者」とは?
……他
第三章 家族にこそケアが必要
・闘病中の我が子から「私、死んじゃうの?」と聞かれて
・息子を助けたい!! でも夫は民間療法に難色を……
・認知症の母のがん治療に悩んでいます
・最期を迎えつつある妻を、どう受け止めたらいい?
・姉が安楽死を口にして困っています
・夫が「せめて最期は自宅で」と望んでいます
・いまだに連れ合いの死から立ち直れません
……他
第四章 最期の日々を、最善の日々に
・今話題の「人生会議」はどうあるべき?
・緩和ケアを勧めたら「生きる力を奪ってしまうかも」と……
・ご家族に「『看取り』って言わないで」と叱られました
・終末期に入った患者仲間にどんな気配りをすれば?
・緩和ケア病棟に入れず在宅医療となったら
・もう疲れました。安楽死したい
・大橋先生にとって「最高の死」とは?
……他
特別編1 コロナの時代にがんを生きる
・東京五輪を見ることを目標にしてきたのに
・肺転移で咳込む私に周囲の視線が冷たくて
・体調不良に「もしやコロナ?」と怯える日々
・面会禁止で最期のお別れができなかったら
・コロナ差別、がん差別にどう立ち向かえば?
……他
特別編2 緩和ケア 面談ライブ
①娘への「終末期」の伝え方
②高齢の親への伝え方
③残される家族
内容説明
“再発が怖くてたまりません”“セカンドオピニオンをとりたいが…”“余命宣告は受けるべき?”“面会禁止で看取れなかったら”がんと闘う現役医師だからこそ伝えたい!!「しぶとく生きる」処方箋。
目次
第1章 先生、治療がとにかくつらいんです
第2章 現役がん医者はこう考える
第3章 家族にこそケアが必要
第4章 最期の日々を、最善の日々に
特別編1 コロナの時代にがんを生きる
特別編2 緩和ケア面談ライブ
著者等紹介
大橋洋平[オオハシヨウヘイ]
1963年、三重県生まれ。三重大学医学部卒業後、総合病院の内科医を経て、2003年、大阪市の淀川キリスト教病院で1年間、ホスピス研修。翌04年より愛知県のJA厚生連海南病院・緩和ケア病棟に勤務。08年よりNPO法人「対人援助・スピリチュアルケア研究会」の村田久行先生に師事し、13年度から18年度まで同会・講師。医師生活30周年の18年6月、稀少がん「消化管間質腫瘍」(ジスト)が発見されて手術。抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、同年12月、朝日新聞「声」欄に過酷な闘病生活を綴った投稿が掲載されて大反響を呼ぶ。19年8月、初の著書『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版。現在も講演や執筆活動で自身の経験や想いを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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