内容説明
異端から正統へ。「沈黙に次ぐ最も美しい音」を追求し、毅然としてトレンドと無縁であり続けたECM。音楽界の一大潮流となった現在、真摯に駆け抜けた30年の軌跡が初めて解き明かされる。
目次
第1部 ECMの軌跡(トーチを受けて(黎明期)
異端としての出発(一九七〇年代)
新たな挑戦(一九八〇年代)
メディアを超えて(一九九〇年代))
第2部 ECMの伝説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちはじめ
1
ヨーロッパ屈指の名門ジャズレーベルECMについて書かれた本。かつて日本盤のレーベル・マネージャーをしていた著者だけに、他ではあまり読めない逸話が多く、興味深い2001/05/02
Satoshi Murai
0
読了
すな
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「沈黙の次に美しい音」をコンセプトにした上質な音楽を誇る音楽レーベル、ECMの年代史。貴重な小話が多々収録。こういった音楽の本は著者の色と主観が反映されやすいが、本作は特にそれが露骨で正直なところECMの話だから読めた、というところはあった。2014/06/07
まづだ
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あなたは、名盤ケルン・コンサートを録音したときのキース・ジャレットの体調をしっていますか?そういった些細な周辺知識を知ってるだけで、音楽への印象ってかなり変わります。そういう意味では、貴重な本。ただ、文章はそんなに面白くないし、少し鼻につく文体なのが残念です。2011/09/11
kzmt
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ECM好きは必携かも2010/12/01