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内容説明
太平洋戦争前、沖縄には300年も寝かせた古酒があったという。戦争により失われた沖縄伝統の味と香りを求めて立ち上がった人々がいた…。
目次
第1章 伝統の古酒の復興(泡盛酒場開店まで;酒蔵を訪ねる)
第2章 泡盛百年古酒発足式
第3章 夢につきあった四人の男(壺を焼く;文字を書く;三線を弾く;運営実行)
第4章 泡盛酒造場の泡盛事情(戦前の泡盛、現代の泡盛;百四十年の古酒)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Machida Hiroshi
4
本書は、沖縄本土復帰の1972年8月に、当時は珍しかった泡盛専門の居酒屋「うりずん」を那覇市栄町に開店した創業者である土屋実幸が、これから百年越えの古酒の文化を再生しようと「百年古酒復元運動」を立ち上げた経緯の取材を基に、周りで賛同したり、一緒に活動したりした人々などの取材も合わせて、筆者が書き上げた、古酒に恋した男たちの記録です。土屋氏が「泡盛百年古酒元年」を宣言した1997年から今年は20周年です。この年に本書と出会い、読めたことは、僕と泡盛との縁のような気がしてなりません。天国の土屋氏と泡盛で乾杯!2017/03/31
あいちょ。
1
泡盛を100年熟成させる計画に携わる人々の話。ちょこちょこ出てくる田崎真也サンの助言には納得。2011/06/27