内容説明
1976年の旗揚げから92年の解散まで、野田秀樹が作劇・演出・演技論を含め自分自身のすべてを書きつけてきた187冊の大学ノート―。そのエッセンスに加え、全作品の詳細なデータと舞台写真を網羅。
目次
劇誌から(作品メモ;覚え書き;公演記録)
インタビュー 夢の遊眠社と私。
めまいの都―野田秀樹、あるいは速度の演劇〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
21
録画でしか見ていませんでしたが、野田秀樹氏が夢の遊民社を主宰する中でどういうことを考え、何を書いてどう行動していたのかがこの本でかなり良くわかりますので、演劇好きならば読んで欲しい本です。 私はこの本、書店に注文して購入しました。野田氏は作・演出・出演もこなす演劇人としての天分に恵まれた方ですが、そういう天才でも色々な悩みを抱えているのが率直に見えますので、純粋に読みものとしても興味深いです。 こういう本、公共の図書館等にはあるのではないでしょうか。1993/12/26
Makoto
1
この人の20代に勝てない。ただ、そう実感した。擲り書きされた彼の思考、趣向、夢、儚さ、悟り、諭し…頭の中どーなってんだ。この世界でどれだけの人が自分を「芸術家」と名刺に書けるのだろうか。2016/06/20
葛
0
1993年7月5日初版印刷 1993年7月15日初版発行 著者:野田秀樹 監修者:長谷部浩 装丁・造本:後藤徹/徳田祐司 発行者:清水勝 発行所:株式会社河出書房新社 印刷:大日本印刷株式会社 製本:加藤製本株式会社2020/02/09