出版社内容情報
ヒップホップは優れた女性ラッパーが作ったものでもあった。その知られざる歴史をクールなイラストと共に紹介する新世代のバイブル!
内容説明
さあ、男たちに見せつけてやろう。熱いパーティ・ショウでナンバーワンになる方法。女性ラッパーの活躍した歴史をイラストとともに紹介し、男性優位の音楽史をひっくり返す!新時代のヒップホップの教科書。
目次
女子にしては上出来
女性ラッパー第1号は?
MCシャーロック
ワンダー・ディー
ラップ・クルーのファースト・レディたち
メルセデス・レディーズ
デビー・ハリー
白人ラップの系図
リサ・リー
ザ・シークエンス〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
6
『わたしはラップをやることに決めた』とほぼ同時期に翻訳が出た。知らなかった名前で調べて、曲を聴いて、また読み進めての繰り返しがひたすら楽しい。特に90年代前半と00年代に知らないラッパーが多い。バハマディアとかイブとかとてもよい。クイーン・ラティファが出たフリースタイルバトルで、故意に低い点をつけられたエピソードが象徴的。レコードデビューを待たされて機を逸した話も頻出、多くの聴衆が求めるセックスアピールとどのような距離を取るかが、特にリル・キムの登場以降、一つの分岐点として強い存在感を発揮する。2022/05/10
arnie ozawa
3
懐かしいヒップホップ黎明期から現代のミーガン・ジー・スタリオンに至るまで様々な女性ラッパーを取り上げながら、ヒップホップが女性を取り巻く環境がどう変わり、どう彼女たちの手で変えられてきたかが判る好著。2022/05/24