出版社内容情報
【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】
5分で読めて心が癒やされる!
文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎
絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿
豪華作家陣が文章と絵で綴るショート・ショートアンソロジー!
内容説明
わたしの夢に度々現れるウエスタン帽の男。ただ静かに現れ去っていく彼は何者なのだろうか―「男」(文・角田光代/絵・網中いづる)。ほか11編を収録。優しく、可笑しく、ほんのちょっと怖くて、何より美しい。人気小説家とイラストレーターによる豪華コラボが実現したショートショート・アンソロジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
121
夢にまつわる12編のショートショート・アンソロジー。優しいもの、可笑しいもの、静かなもの、ゾッとするもの…いろんな夢を楽しめました。印象に残ったのは辻村深月さん。恐ろしすぎてそれこそ夢に出てきそうです💧一つ一つのお話にイラストがついてて、読み終えてまたそのイラストを見返すとなるほど〜と味わい深かったです。2023/01/12
chimako
90
とても贅沢な文庫。12人の作家の短いお話に一人一人違うイラストレーターが挿し絵を提供。800円も仕方がないかな。夢の話だから不思議だったり、突拍子もなかったり、とらえどころがなかったり、え~っと思ったり。読みながら自分がこどもの頃に繰り返しみた夢を思い出した。何人もの友だちと火の見やぐらに登っていたら、その火の見やぐらが歩きだし、みんなで必死につかまっている夢。空は夕暮れ。仲良しの京子ちゃんの髪が揺れてるのも覚えてる。2023/03/13
えんちゃん
69
夢は夢でも将来の夢じゃなくて夜に見る夢。人気作家さんとイラストレーターさんの豪華なコラボ。夢にまつわるショートショート12作品。全体的に不思議で暗い。辻村さんのは怖くて、ほむほむのうんこのは笑えた。ねえこれって実話でしょ。小説というよりもイラストをお題に作った即興話みたいな印象。眼科診察の待ち時間にサクサク読了。2023/04/24
優希
57
童心に戻った気分です。子供の頃に見る夢はほっこりしていてちょっぴり怖くて。それでもほのぼのするんですよね。2022/12/17
misa*
55
隙間時間にサクッと読める作品。夢に因んだ短篇。島本理生さん、辻村深月さん、西加奈子さんあたりが好みだった。2023/02/09