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出版社内容情報
手練れの浮世絵師たちがアイデアを競い合い、単なる子供の娯楽を超えた傑作の数々が生み出された遊び絵の世界を紹介。オールカラー。
河出書房新社編集部[カワデショボウシンシャヘンシュウブ]
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内容説明
見てたのしい、遊んでゆかい。着せかえ・千代紙・かつら絵・影絵・擬人絵・物づくし・たこ絵・両面絵・組上絵・立版古・判じ絵・絵文字・寄せ絵・絵双六…戊辰戦争に見立てた子ども遊び、浮世絵に描かれた母子絵、子ども物語絵…国芳、芳幾、芳藤、芳虎、三代国貞、二代広重…絵師たちの発想と技が冴えまくる。
目次
子ども遊びの世界
浮世絵に描かれた母子絵
子ども物語絵
女の子の遊び
かつら絵
影絵
擬人絵
物づくしの絵
たこ絵
両面絵
組上絵・立版古
物語コマ絵
唄絵
判じ絵
絵文字
寄せ絵
絵双六
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayako
12
江戸時代から明治時代にかけて制作された子供向けの版画を集めた本。浮世絵よりも生活に密着している分、当時の生活が窺えて楽しい。2019/03/23
遠い日
4
まさに浮世を写した楽しい世界。子どもの世界だが、当時の世相や流行りや庶民の楽しみが見えてくるからおもしろい。駄洒落を読み解く判じ絵、現代のカードゲームのカードのような「物づくし」の絵。やっぱり表紙の、国芳の寄せ絵は大傑作だなぁ。2019/02/14
月と星
4
★★★★子ども向け,手すさび,とは言え,緻密で愉快。「おもちゃ芳藤」多くの作品があり素晴らしい。判じ絵,絵文字,寄せ絵が好き。2019/02/05
kaz
1
子どもの手遊びのために描かれた手摺り木版画を紹介。解説には「画面にあふれる庶民の美に対する感覚や精神に驚くものが多く見られる」とあるが、「絵師の手すさびに描いたものとしてかたづけられてしまう向き」があるのも仕方がないというのが正直な印象。尤も、それはあくまで北斎や広重、国芳等の他の作品と比べればという程度であって、それぞれの作品が手の込んだものであることは否定できない。国芳門下の落合芳幾や歌川芳藤の作品が目立つ。 2019/01/26
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