出版社内容情報
庖丁の名産地・大阪府堺市。庖丁の名店は京都にも東京にもあるが、プロの料理人が使う和庖丁の99パーセントは、堺産。また、近年、世界的な和食ブームとともに、堺の庖丁は海外からも注目を浴びている。本書の著者は、創業200年を超える堺の庖丁問屋「堺刀司」の7代目。堺での刃物産業のおこりと発展、庖丁作りの「分業制」の仕組み、用途によって異なる種類豊富な庖丁など、庖丁にまつわるあれこれについて見ていく
内容説明
「ものの始まりはなんでも堺」を代表する伝統産業。堺刀司の七代目が語る、プロも認めるホンマモンの世界。
目次
1 刃物といえば堺―庖丁は堺の伝統産業
2 日本料理の歩みと庖丁
3 堺庖丁はこうしてつくられる
4 庖丁を研究する
5 日本列島刃物産地巡りの旅
6 世界が注目する和食文化と和庖丁
著者等紹介
信田圭造[シノダケイゾウ]
1938年大阪府堺市生まれ。堺特産の料理庖丁・調理道具の製造販売を行う堺刀司7代目。堺刃物商工業協同組合連合会理事長・大阪伝統工芸品産業振興協議会会長・大阪の伝統的工芸品出品者協議会会長・堺商工会議所堺貿易振興協会会長・堺市食産品海外セールス実行委員会会長・堺交通安全協会会長も兼務。伝統工芸振興にかかわる近畿経済産業局長や通商産業大臣(当時)から表彰される。黄綬褒章などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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