内容説明
ひとりで抱えこまないで。仲間がいるからだいじょうぶ。―疲れきってしまう前に知っておきたい、家族を介護するときに大切なこと。
目次
第1章 家族介護の現実(仕事を辞めて母親を介護した独身の息子;仕事を辞め、母親とふたり暮らしで介護中の娘 ほか)
第2章 介護保険はどこまで役に立つのか(介護保険制度の理想と現実;介護保険の利用の実際 ほか)
第3章 介護サポートや介護者の会を活用する(介護保険外サービスの活用;仲間づくりと地域協力)
第4章 介護環境づくりと心構え(家族介護の怖さ;介護環境の整え方 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichigomonogatari
6
大切なのは、介護を一人で抱え込まないこと。介護者が無理や我慢をしなくて良いように、保険やそれ以外の支援をできるだけ使うこと。そうはいっても現実にはなかなか難しい。イギリスの介護者支援法のような制度が必要だ。365日24時間無償の仕事。プロの介護者だってありえない、確かに。介護は夢中になりやすい性質があるのも本当だがこれもまた対処が難しい。とにかくたくさんの人を巻き込むことだ。2021/03/03
はなまるみ
0
認知症の初期症状のような義母との同居(来月あたりお引越し)を控えて、私なりに少し勉強することにしました。まだ義母は家事は出来ているので介護ってほどではないのですが、知ってて損はないですもんね。2014/06/13
Ayano
0
退職された方にいただいた本。13年ほど前の本だけれど、本著の中で言われているように「介護者への支援」はそもそもの介護保険法や関係法規の中でもあげられていなくて、当事者の中に介護者は制度上含まれていない面が大きいと思った。周囲の支援を得るほど、プロではない関係者が増えていくと口を出す人も増えていく…という、元の関係性にもよるけど難しい面もある。ピアサークルは励みにもなるけれど参加時間の捻出が難しかったり、対面が苦手な人もいたり。そういう時に匿名でも本名でも繋がりやすいICTが活かされていくんだなとも思った。2024/03/14