出版社内容情報
通貨とその仕組みの変化から読みとけば、歴史の必然は腑に落ちる。電子マネーや仮想通貨の誕生がその延長線上にあることもわかる!
宮崎 正勝[ミヤザキマサカツ]
著・文・その他
内容説明
民族、国、権力者、イデオロギーを軸にし視点をヨーロッパに固定した世界史では、歴史のプロセスをトータルに理解することはできない。なぜなら、「通貨」と「経済」が世界変動の土台になっているからだ。社会のありようを大きく変える「通貨」とそのシステムの変化から歴史を読み解けば、「今何が起きているのか」「これから何が起こるのか」がリアルに見えてくる!
目次
4000年前、「お金」を最初に流通させたのは商人だった
面倒なお金から簡単なお金へ!「通貨」を出現させたコイン革命
中華世界の通貨は、なぜ金・銀でなく「安価な銅銭」だったのか
イスラーム世界で発達した「手形」がヨーロッパで「紙幣」になるまで
元はなぜ、ヨーロッパに先駆けて「紙幣帝国」になったのか
16世紀、新大陸の「銀」が旧大陸にもたらした“圧倒的影響”とは
長期の英仏植民地戦争が「国債」と「紙幣」を登場させた
「銀貨」から「紙幣」の時代へと通貨システムを組み替えたイギリス
民間銀行が乱立した新興国のアメリカで、中央銀行ができるまで
二つの世界大戦を経て「ポンド」から「ドル」の時代へ
不換紙幣に馴れた世界は電子マネーでさらに膨らむ
ビット・コインが「通貨」になれない“世界史的”な理由とは
著者等紹介
宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年生まれ。東京教育大学文学部史学科卒。都立三田高校、都立九段高校、筑波大学附属高校教諭、筑波大学講師、北海道教育大学教授などを経て、現在はNHK文化センター等の講師として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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