出版社内容情報
政局の次をになう政治家・石破はいかなる軌跡をへてきたのか、そして今なにを準備しているのか。この国の未来を左右する傑物の真実。
内容説明
今、ポスト安倍の最有力候補として注目される政治家の全軌跡。鳥取県知事を父にもち、銀行員を経て政界へデビュー。以降、田中角栄の薫陶を受け、「国防」「農政」「地方創生」のスペシャリストとして政界のキーマンであり続ける政治家の軌跡と資質に膨大な取材と証言で迫る初の本格評伝。
目次
序章 平成二十四年自民党総裁選 安倍晋三VS石破茂
第1章 知事のセガレに生まれて
第2章 青年代議士の誕生
第3章 政界再編の荒波のなかへ
第4章 初入閣 防衛庁長官に就任
第5章 初めての総裁選
第6章 民主党政権との闘い
第7章 幹事長と地方創生
第8章 水月会 派閥発足
第9章 新たな闘いへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりん
16
石破さんの顔は知っているけれど人となりは全く知らなかった。ポスト安倍と称される石破よりの本だけど興味深く読めた。鳥取県知事の父、銀行員をへて政界へ。田中角栄のカリスマ溢れる言動に感動した。例えると安倍はモーレツサラリーマン、石破はマイホームパパ。バランスのとれた政治家ではない。勉強熱心で信念があるぶん政策に柔軟性がなく、強面であっても冷血ではなく優しすぎる。雇用情勢が劇的に改善しているのは、人口減少によって当然起こる現象。防衛や地方創生に頑張ってほしい。衆院選までどんな動きが現れるかも期待!2017/10/08
ぶちゃお
3
読んだ価値があった。変わらず石破議員を応援していきたい。2017/08/25
くろだ(仮)
2
『難航する委員会での議論のさなか、石破はある戦術を用いていた。政府側が野党の質問に対する答弁に窮したとき、野次ることで示唆するのだ。(P107)』 小泉政政権時の有事法制の審議について書かれてる箇所だけど、今年の日報問題でも似た風景をみた。2017/07/01