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出版社内容情報
ネグリと共に闘い、ガタリとともに歩んだ最も重要な思想家が、70年代以降を総括しつつ、現在の資本主義を分裂分析、自傷・鬱・ひきこもりの果てにコミュニズムの未来を問う。
内容説明
70年代のユートピア的反乱はなぜ現在のディストピアへ行き着いたのか。自殺、自傷、ひきこもりの先に見える未来なき現在のために。ネグリとともに闘い、ガタリとともに歩んだ、今、最もアクチュアルな思想家/アクティビストがイタリア・アウトノミア運動といまを結び、現在の資本主義を分裂分析する。
目次
0 いくつもの分岐点
1 未来のはじまったとき
2 情報労働と「プレカリ」化
3 賢者・商人・戦士
4 今日オートノミーとはなんであるか?
5 もろい精神圏
6 暗闇の欲望
7 テロル(エラー)と詩
8 コミュニズムの回帰
9 ポスト未来派
著者等紹介
ベラルディ,フランコ[ベラルディ,フランコ][Berardi,Franco]
1949年ボローニャで生まれる。70年代イタリア・アウトノミア運動の中心で活動。77年、パリへ逃走し、以降、ガタリと協働する。メディアと労働をめぐるラディカルな思考と実践を展開しつづける
櫻田和也[サクラダカズヤ]
1978年生まれ。remo「NPO法人記録と表現とメディアのための組織」研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mt. G
1
ドゥルーズ&ガタリの影響も多分にあるせいか、精神疾患や性愛に関することなど、何でもかんでも「認知労働」に結びつける議論に若干の違和感。言いたいことはなんとなくわかるものの、現状認識・分析とそこから導きだされる諸実践・方針との論理的な関係、その説得力には疑問が残る。要するに、「認知」の次元をブラックボックス化してるのではないか、と。「一般的知性」の拡大解釈も気になるところで、科学技術(デジタル・メディア、サイバー・ネットワーク)の発展を決定的と位置づける点は、生産力主義的な決定論の変種に陥っているでは?2016/06/21
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