家屋と妄想の精神病理―あるいは、狂気とアナクロニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309242880
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0011

内容説明

孤独な一人暮らしを続けていると、自分の家の屋根裏など、あまり立ち入らない薄暗い空間から、見知らぬ人間の騒ぎ声が聴こえてきたりすることがある「幻の同居人」妄想。家屋をめぐる妄想と、実際の監禁の症例などから、現代人の孤独を分析する。

目次

1 天井裏に潜む者(屋根裏を歩く;闇と埃と蜘蛛の巣 ほか)
2 たちあらわれる非日常(澱んだ時間;屋根裏の間男 ほか)
3 奇妙な憶測、異様な解釈(些細な変事;嫁の冤罪 ほか)
4 家の中で起こっていること(バリケードを築く老婆;妄想濃縮装置としての家 ほか)
増補 入れ子の家(屋根裏の散歩者たち;屋根裏に潜む ほか)

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年、京都生まれ。日本医科大学医学部卒業。精神科医、医学博士。ステレオタイプな思考や月並みなイメージ、キッチュな事物、犯罪や都市伝説に興味を寄せている
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