内容説明
人種差別から文化差別の時代へ。現代における〈文化〉の排他性を問う、衝撃のポスト・モダン批判。
目次
第1部 精神が根づくところ(民族精神;人類は複数に「活用」する;母なる先入観の温もり;国民とは何か;エッカーマンとの対話;近代のもっとも危険な火薬)
第2部 高潔な背任(脱西欧化した世界;人間の第2の死;植民値支配を脱した者の肖像;人種と文化;ユネスコの2枚舌)
第3部 多元文化社会に向けて(ドレフュース派の消滅;相対性の教育;細分化した文化;従属への権利)
第4部 われらは世界、われらは子供(1足のブーツはシェイクスピアに値する;消費者陛下;「社会はついに若者のもの」;ゾンビと熱狂者)