内容説明
なぜ四方位は人類史の指標だったのか?自分が世界のどこにいるのか。自分は何者なのか。古代からの人類の文化と想像力。オンライン地図アプリで位置感覚をなくしたとき、人はどんな代償を払うことになるだろうか?
目次
オリエンテーション
第1章 東
第2章 南
第3章 北
第4章 西
第5章 青い点
著者等紹介
ブロットン,ジェリー[ブロットン,ジェリー] [Brotton,Jerry]
ロンドン大学クイーン・メアリー校の教授であると同時に、地図の歴史およびルネサンス期の地図製法の分野において世界的な第一人者。これまで10冊を超える書籍を著し、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家でもある。BBCの番組の企画立案に携わる放送作家としての顔を持ち、テレビやラジオのプレゼンターを務めることもある
米山裕子[ヨネヤマヒロコ]
英日翻訳者。1961年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
10
東西南北それぞれにまつわる歴史やエピソード 方位の文化史2025/04/14
Go Extreme
2
西は「力の中心」から、問い直される価値観へと転化している 南は、「抑圧されながらも創造的で多層的なアイデンティティの空間」である 北は「孤独・清浄・自己探求の場」として描かれ続けている 「青い点」は、人類が初めて自分たちの住む惑星を客観視した証拠である 東は単なる位置ではなく、観念・関係・構築された視点である デジタル社会では、実際の地球よりも仮想空間での位置が重要視される 方位は「自己の立ち位置を知るための道具」だった 北極は地球温暖化の前線基地となっている どの方向へ向かうべきかを突きつけられている 2025/04/03
takao
2
ふむ2025/03/17
skr-shower
1
他地区図書館本。時間切れ。なぜ、地図の上は北なのか。2025/04/24