出版社内容情報
古代ギリシャ・ローマから、中東、インド、中国、欧米、さらには宇宙や5000年後の未来まで、時計の文明史的意義を語る!
内容説明
日時計と古代ローマ、からくり時計とイスラーム、時計職人と産業革命、原子時計と21世紀の戦争…。「時を計る」という最も身近な営みを通して、文明の核心に迫る!
目次
秩序 紀元前二六三年、フォルム・ロマヌムの日時計
信仰 一二〇六年、ディヤールバクルの城時計
美徳 一三三八年、シエナ、抑制を表わす砂時計
市場 一六一一年、アムステルダム、証券取引所の時計
知識 一七三二‐三五年、ジャイプル、サムラート・ヤントラ
帝国 一八三三年、ケープタウン、天文台の報時球
製造 一八六五年、ロンドン、ゴグとマゴグ
道徳 一九〇三‐〇六年、ブルノ、電気時計設備
抵抗 一九一三年、エディンバラ、望遠鏡駆動の時計
アイデンティティ 一九三五年、ロンドン、黄金の電話機
戦争 一九七二年、ミュンヘン、ミニチュアの原子時計
平和 六九七〇年、大阪、プルトニウム時計
著者等紹介
ルーニー,デイヴィッド[ルーニー,デイヴィッド] [Rooney,David]
イギリスの技術史家。時計の製造と修理を専門とする両親のもとで育つ。ロンドン科学博物館の技術担当キュレーターや、グリニッジ王立天文台の計時部門担当キュレーターなどを務め、現在はフリーで著述活動やキュレーションを手がけている
東郷えりか[トウゴウエリカ]
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。