磐井の乱の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309227535
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C0021

出版社内容情報

6世紀前半、九州北部の覇者、筑紫君磐井は、継体=大和王権の半島進出に反抗し「磐井の乱」を起こす。その歴史的意味を解き明かす。

関 裕二[セキ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

古代史上最大の内乱は、なぜ起きたのか?北部九州の豪族・筑紫君磐井は、なぜヤマト政権に反旗を翻したのか?古代史の大きな分岐点となった、いまだに多くの謎に包まれている内乱はなぜ起きたのか?既存の歴史を根底から覆す気鋭の作家が、その真相に鋭く迫る!

目次

第1章 磐井の乱勃発(磐井の乱(五二七年)の経過
『日本書紀』の描く磐井の乱 ほか)
第2章 九州と天皇とヤマト(九州の地理と歴史を知る;六つの九州 ほか)
第3章 東アジアと日本(なぜ磐井は危険な賭けに出たのか;ヤマト政権の外交は任那を中心に回っていた ほか)
第4章 継体天皇の立場(たった三年で外交方針を転換した継体天皇;ヤマト政権は外交策を統一できなかった? ほか)
第5章 磐井の乱の真実(なぜ乱のあとの処分は軽かったのか;小伽耶と大伽耶の歴史 ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ、育ちは東京都板橋区。歴史作家。仏教美術に魅了され、奈良に通いつめたことをきっかけに日本古代史を研究。以後、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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石油監査人

15
「磐井の乱」とは、527年(継体21年)に、九州の有力豪族であった磐井氏が中央のヤマト政権に対して起こした反乱のことで、古代史の重要事件の一つとして考えられています。謎の多いこの事件については、以前から関心があったので、タイトルに魅かれてこの本を手に取り読みましたが、肝心の「磐井の乱」についての記載が殆んど無く、満足度の低い内容でした。感想の投稿数の少ないこのような本は、同じ著者の他の書籍のレビューを見るなどして、注意すべきだったと、今更ながら、反省しています。2020/09/23

inaryoXD11

2
これまでの(いつもの)自説を補強する内容。 加羅(任那)と倭、百済の関係を描くことで、初期日本政権の内部と、その成り立ちを語っている。 今回の登場人物は、筑紫君磐井と継体天皇。雄略天皇〜継体天皇に続く思想とその断絶。話としてまとまっていて、わかりやすい。2019/10/12

1
オカルトレベル2023/02/06

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