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内容説明
鉄道がいかに「人々の生き方」を根底から変化させ、あらゆる変革を促していったか―起源から現代までの全世界の鉄道史を網羅した決定版。
目次
世界初の鉄道
ヨーロッパが走りだす
英国の影響
アメリカ式
つながるヨーロッパ
アメリカを横断して…
そして別の大陸へも
鉄道の侵入
鉄道革命
つねに改善
変わりゆく列車
衰えるとも倒れず
鉄道の再生
著者等紹介
ウォルマー,クリスティアン[ウォルマー,クリスティアン][Wolmar,Christian]
おもに交通・運輸分野の専門家として活躍。新聞雑誌に積極的に寄稿しているほか、テレビやラジオで専門家としてコメンテーターを務めることも多く、英国では広く知られたジャーナリスト兼著述家である。1971年にウォーリック大学を卒業後、複数の新聞社で記者を務めたのち、1989年から97年までロンドンの一流紙『インディペンデント』で記事を書いている。その後、独立してフリーランスのライターとなり、おもに鉄道関係の記事を精力的に発表するかたわら、90年代から書籍も刊行している
安原和見[ヤスハラカズミ]
東京大学文学部西洋史学科卒業
須川綾子[スガワアヤコ]
東京外国語大学英米語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
10
鉄道により社会が拡大し、鉄道により戦線の拡大が容易になり、鉄道により経済がまわる。まさに文明の血流の役割を果たしていることがよくわかります。2018/09/16
EnJoeToh
8
人死にすぎ。2012/03/17
あまたあるほし
3
基本は、鉄道がもたらしたについて。イギリス人の著者だけに当然、欧米中心の叙述だが、日本や中国にも少しは言及している。残念なのは、日本がらみの記述。たとえば、弾丸列車についての説明はあるのだが、シベリア鉄道経由、ヨーロッパ行き列車の計画や戦前の日本の鉄道時刻表では、日本ー欧州間のタイムスケジュールが記されていたことなどは、世界鉄道史に乗せるに値する話だと思う。(イギリスの人が読める文献には記述ないのだろう。残念)それからムッソリーニの鉄道改革が興味深い。新幹線以前の最速区間記録を作っていたとは。2012/04/16
ああああ
2
鉄道網は、地域経済の発展に不可欠だと考えられるようになっていたのだ。鉄道の果たす役割は多種多様だが、それらは互いに両立しえないというものではない。主要な都市と都市とを結び、石炭をはじめとする鉱物を運び、人々の通勤の足となり、また比較的小さな町どうしでも、以前から商取引があれば鉄道で結ばれることがあった。1582024/09/07
塩崎ツトム
2
世界を変えた、馬より速い交通機関の歴史を軽妙な語りで解説。欲を言えばもっとアジア鉄道史を知りたかった。2012/06/20