出版社内容情報
柳田国男に『遠野物語』を語り伝えた佐々木喜善が、自ら集め自ら綴った、遠野周辺の不思議な話。天狗や河童の伝承、猟師や郵便局員の体験談、偽汽車の話といった新たな伝説も集める。
内容説明
日本のグリムが書いた、もう一つの『遠野物語』。
目次
1 山の怪異を伝える
2 遠野郷の狼を語る
3 猟師たちが自慢する
4 村の噂を話す
5 東北の文化を掘る
6 新しい伝説を集める
著者等紹介
佐々木喜善[ササキキゼン]
1996~1933年。岩手県上閉伊郡土淵村(現、遠野市土淵町)に生まれる。上京して哲学館・早稲田大学に学び、文学に志す。柳田国男に語った遠野の伝説が『遠野物語』になった。その後、病気で郷里に帰り、民俗の研究を続けた
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授。日本文学・日本文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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