内容説明
戦国時代が終わりを告げ、江戸幕府は諸藩の実態を調査すべく、さかんに間諜を使った。隠密同心。監察役配下の公儀隠密―御徒目付・御小人目付・廻国者。吉宗以降の御庭番。そして対抗する諸藩の隠密たち。赤穂事件から新選組まで、さまざまな歴史的事件にかかわった50余人の実際を描く。
目次
序章 忍者の衰退と公儀隠密の登場(徳川家康に従って江戸城に入った伊賀衆;大坂の陣を境に消えゆく「戦う忍者」 ほか)
第1章 徳川家に仕えた忍者の子孫と隠密(旗本になった忍者の子孫;幕府や幕閣の隠密)
第2章 「忠臣蔵」の隠密(旧家臣による仇討ちまでの隠密行動)
第3章 御庭番の登場(紀伊藩主吉宗、第八代将軍に就任;薬込役から御庭番に就いた十七家の家筋 ほか)
第4章 事件と隠密活動(事件の探索と内偵;幕末維新期の隠密)
著者等紹介
清水昇[シミズノボル]
1944年、群馬県生まれ。歴史作家、日本文芸家協会会員。歴史雑誌等に、戦国・江戸期を中心に長年にわたり、寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書忍
1
江戸の隠密にどんな人がいたのか知りたくて読みました。戦国忍者の末裔が江戸時代でどうなったのかと御庭番の話はおもろかったです。が、やっぱ戦国忍者のイメージ強すぎて面白みが少ない…江戸の隠密で楽しい話があれば探したいです。2013/04/13
ぴか
0
蛮社の獄などの陰謀を巡らせ妖怪というあだ名で恐れられた耀蔵や自分の蓑笠で変装させ徳川家康の伊賀越えを助けた蓑笠之助など興味を引く内容が多く面白かった。2017/09/26
kino
0
傭兵からスパイへ2012/09/09
nobu
0
★★★☆大野九郎兵衛に関する部分(忠臣蔵異説)は群馬、甲府、山形各地での説を紹介し、参考になった2009/11/23
-
- 電子書籍
- 13回目の足跡【分冊版】 45 角川コ…