内容説明
これが正真正銘、本物のモンスターのつくり方だ、デイヴィ。生と死の間で引きずりまわして、苦しませて、怖がらせる―町へ越してきた少年スティーヴンのいうままに粘土男に生命を与える儀式を手伝ったデイヴィ。その直後に憎んでいたけんか相手が死んだと知って、とんでもない怪物をつくり出してしまったと気づき…。善と悪の境目を問いかける、現代版『フランケンシュタイン』カーネギー賞、コスタ賞(旧ウィットブレッド賞)受賞作家、最新作。
著者等紹介
アーモンド,デイヴィッド[アーモンド,デイヴィッド][Almond,David]
北イングランドの古びた炭鉱町に生まれる。幼い頃より物書きを目指し、20代はじめから小説や詩、戯曲を書き始める。1998年、初の小説『肩胛骨は翼のなごり』が大反響を呼び、優れた児童小説に与えられるカーネギー賞、およびウィットブレッド賞を受賞。2003年の『火を喰う者たち』では、ボストングローブ・ホーンブック賞、スマーティーズ賞、ウィットブレッド賞を受賞している
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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