カリブの女

カリブの女

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309203249
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

小泉八雲がマルティニークに見たものは…。来日前のハーンの幻のクレオール小説二編を新訳・決定版でおくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

towerofthesun

3
ニューオーリンズの沖メキシコ湾に浮かぶイル・デルニエール島を舞台にクレオールの娘チータがたどる数奇な運命「チータ」、西インド諸島のマルティニーク島で白人の乳母として育ったクレオールの少女ユーマが奴隷の立場から解放された黒人たちを前に取る行動「ユーマ」。 ラフカディオ・ハーンが来日する前に、それぞれ住んでいた土地で再録した風景、風習をふんだんに織り込んだ2つの小説。エキゾチックな自然を背景に、白人側クレオール側どちらにも近すぎない視点で書かれた、不思議な観察文のような2篇。2026/03/06

newhavana

1
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が来日直前のアメリカにおける記者時代に発表した小説である1889年のチータ、1890年緒ユーマの二編を収録。二編ともにカリブ海の島(マルティニーク諸島)を舞台にしているために書名にカリブと付けたと思われる。二編ともに永井荷風が墨東綺譚(1937)の中で傑作と触れていることで存在を知り読んだ本。大げさに差別をあれこれ語りたい人には薦めないが、19世紀末、フランス第三共和政のもとでそれなりに安定していた熱帯の島の暮らしに起きる波乱をハーンは愛情豊かに書き綴っている。2024/06/18

unknown

1
来日以前に書かれた唯二の中篇小説『チータ』『ユーマ』を収録。エキゾチックな島国の風俗や自然描写の美しさや激しさといった異国情緒をふんだんに絡めつつ、文化同士の間にある隔たり、そして異文化ひいては他者への理解を見据えたテーマは、来日後の彼の再話作品への繋がりを窺う上でも興味深い内容。クライマックスのシーンの鮮烈さや、結末の余韻も際立たっている。2011/02/26

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