出版社内容情報
世阿弥は、なぜ72歳で佐渡へと流され、彼の地で何を見つけたのか? 天才が最晩年に到達した至高の舞に秘められた謎に迫る長篇 !
内容説明
永享六年(一四三四)五月、幽玄の美で室町の世を瞠目させた一人の男が流罪となった。世阿弥元清、七十二歳。咎なくしてなぜ、遠く佐渡へと流されたのか?そして彼の地でどう生き、何を見つけたのか?最晩年に到達した至高の舞いと、秘められた「まことの花」。その謎と、真実に迫る!
著者等紹介
藤沢周[フジサワシュウ]
1959年、新潟県生まれ。法政大学文学部卒業。93年「ゾーンを左に曲がれ」(『死亡遊戯』と改題)でデビュー。98年『ブエノスアイレス午前零時』で第一一九回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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