一度きりの大泉の話

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一度きりの大泉の話

  • 萩尾 望都【著】
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  • 河出書房新社(2021/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309029627
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「当時の大泉のことを初めてお話しようと思います」(前書きより)。全352ページ、12万字書き下ろし。未発表スケッチ多数収録。

内容説明

大泉に住んでいた時代のことはほとんど誰にもお話しせず、忘れてというか、封印していました。しかし今回は、その当時の大泉のことを初めてお話ししようと思います。12万字書き下ろし・未発表スケッチ収録。70年代回想録。

目次

出会いのこと―1969年~1970年
大泉の始まり―1970年10月
竹宮惠子先生のこと
増山さんと「少年愛」
『悲しみの天使(寄宿舎)』
『11月のギムナジウム』
1971年~1972年 ささやななえこさんを訪ねる
1972年『ポーの一族』〔ほか〕

著者等紹介

萩尾望都[ハギオモト]
漫画家。1949年、福岡県生まれ。1969年デビュー。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で第21回小学館漫画賞、1997年『残酷な神が支配する』で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、2006年『バルバラ異界』で第27回日本SF大賞、2010年にアメリカ・サンディエゴ・コミコン・インターナショナル・インクポット賞、2011年に第40回日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年に朝日賞など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

466
最も驚いたのは、往年の少女漫画界では実にたくさんの人たちが互いに稠密な関係を築いていたこと。萩尾望都に竹宮恵子、山岸涼子に木原敏江。彼女たちが大泉という狭い空間に犇めいていた。そこは実に少女漫画ファン垂涎の地だったのである。また、そうであっただっけに、それぞれの人たちの希望や羨望といった感情が渦巻く世界でもあったようだ。萩尾望都は今、それを回想する。巷間話題になった竹宮恵子との確執云々の真相は、おそらくは萩尾望都の述べている通りだったのだろう。もっとも、私は萩尾望都の大ファンであるからして⇒ 2025/04/15

パトラッシュ

306
『少年の名はジルベール』では語られなかった、少女漫画界を大きく変えたレジェンドの友情と破綻のドラマ。自覚した革命家の竹宮惠子と、自覚せざる天才型の萩尾望都が同じ大泉に集った時に衝突は必然だった。理想を目指し苦闘する竹宮は、似たテーマで軽々と自分を追い抜く萩尾の才能を間近で見て盗作の疑いをかけてしまった。焦燥と嫉妬に駆られての暴走だったようだが、自己肯定感が低く繊細な性格の萩尾には50年近く封印し竹宮作品を読まなくなったほどのトラウマになったのだ。人の心の何と難しきものか。対人関係で苦労しただけに痛感する。2021/06/21

R

216
エッセーとか、随筆とかではなく、文学的な深みというものはうっちゃって、本当に事実を書いたという本でした。作品とはいわない。非常に興味深い内容だし、ファンにとっては色々考えさせられるところがありそうだけども、もう、大泉という場所でのことはこれ以上語られることはないのだと、その強い意志が伝わってくる、書かれていることへの批評や批判も必要としない、きわめて一方通行な内容だと宣言しているようでもあり、このことについてすり寄ってくる輩への辟易とした感じがうかがえた。今があり、それだけなんだな。2021/07/19

まこみや

211
大泉の話は「いじめ」に他ならない。スクールカースト風に言えば、女帝NとパシリのK(逆?)が、嫉妬と排他的独占欲からMを恐喝断罪して精神的・身体的苦痛を与えた犯罪行為である。勿論、真相は萩尾側の訴告だけではわからない。竹宮側には別の弁明があるだろう。また萩尾の両親の厳格で否定的な教育観のせいで萩尾自身にもそうした刷り込みが起こりやすい体質があったとも言える。二人の秀逸な漫画家の若き日の切磋琢磨をいじめの構図で解釈することは余りに通俗的、表層的と言われるかもしれない。その批判は尤もだが、この印象は揺らがない。2022/10/09

akihiko810/アカウント移行中

173
竹宮恵子『少年の名はジルベール』を読んでから、 ずっと気になっていた 萩尾望都側 の大泉の話。「大泉サロン」で共同生活をしながら、「少女漫画革命」を起こそうとしていた竹宮・増山と、天才萩尾。そんな大泉サロンの内側と、絶縁に至るまで。印象度A+  読みたくて仕方なかった本書。図書館で借りたのだが、重い話だと思って手に取るのが遅れて、1度延長してしまった。 「ジルベール」ではぼかされていた、竹宮が萩尾に「ポーの一族は私の盗作」と詰め寄る場面は息をのんだ。 萩尾が考察してるように、(続く2022/09/30

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