出版社内容情報
上用賀バラバラ殺人事件発生。被害者は若手敏腕編集者、被害者遺族は、あの日本一有名な家族だった! ブラックユーモア小説の傑作!
内容説明
上用賀バラバラ殺人事件、発生。被害者は若手超敏腕編集者・森野啓介(25歳)。被害者遺族はあの、日本一有名な家族!?子猫も容疑者?一億総探偵社会に放つ問題作!
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年、『血塗られた神話』で第七回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
221
新堂 冬樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。表紙のキュートな猫のイメージとは異なり、著者の新境地でしょうか、リアルサザエさんブラックユーモアミステリでした。磯野家モドキだとすると、表紙の猫はタマとなりますが、どうして真っ白じゃないのかにゃあ(=^・・^=)2019/12/16
nobby
138
うーん、何だか思う存分とっ散らかされた感想は「いったい何だったんだ…」リアル磯野家を謳う昭和な一家 山野家が巻き込まれたバラバラ殺人。その被害者はノリスケならぬ啓介。事件を追う序盤はブラックなサ〇エさんな面々に苦笑しながら楽しめていたが、中盤から繰り返される自己主張丸出しな心情の羅列には辟易…そこから作家のあり方やSNS中傷などに行き着く展開は何のことやら…そこから『犯人は、あなたです』と言われても、正直メディア報道や演出の責任はじめ、そもそも人の噂に全く興味ない自分は表紙で首傾げる猫というよりポカーン…2021/08/31
ままこ
97
表紙の愛らしさで手に取ると裏切られる。発端はグロいバラバラ殺人事件。被害者は有望若手編集者。犯人探しが始まるが…。山野家の人達の言葉があの有名な一家の口調で聞こえてしまい余計にシュール。報道の無遠慮な『主張』SNSの無責任な『晒し』ほとんど全ての登場人物にイライラしっぱなし。読む人を選ぶパロディ系イラミス。2020/03/24
nana
94
国民的アニメにちなんでの登場人物は面白かった。ただ物語にテンポがあまりなく、読むのに時間がかかった。2019/12/29
ちーたん
83
★★★☆☆首を傾げる可愛い子猫ちゃんの装丁に一目惚れして新堂さん初挑戦!物語はナント日曜の国民的アニメと密接な繋がりが!敏腕編集者・○○スケが何者かによってバラバラにされ殺される。その親戚にあたる○野家はテレビ出演経験のある有名御一家。○平、○ネ、サ○エ、マ○オ、カ○オ、ワカ○、タ○オ。既視感あるこの家族を中心に未亡人タ○コやお隣の○○坂さんなども絡み合い、傍観者達と共に事件がどう転がっていくのかを問うブラックユーモアミステリ。最後まで読むとこの装丁の意味もわかるにはわかるんだけど柴犬も首を傾げてみた笑2019/12/19