話しベタですが…

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309026930
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人前で話すとお腹が痛くなる、話している途中で論点がどこかへ、単に声が小さくて……「話す」ことに関わる、32篇のアンソロジー。

高倉 健[タカクラケン]
著・文・その他

温 又柔[オンユウジュウ]
著・文・その他

川上 弘美[カワカミ ヒロミ]
著・文・その他

内容説明

仕事の取引先。友だちの友だち。初対面の誰か。どんな相手とも、歩調を合わせて話ができるようになりたいけれど…人づきあいには、その人の哲学が表れる。苦手意識も笑いに変わる、珠玉のエッセイ32篇。

目次

1 はじめまして、のハードル(他人に声をかける(穂村弘)
差別される人間(町田康)
近所のバーへ繰り出す(中川学) ほか)
2 会話はキャッチボール…?(気づかいのある人とは(安西水丸)
井戸端会議(星野博美)
お喋り競争(坂口安吾) ほか)
3 喋るばかりが能じゃない(無口なほうですか?(村上春樹)
言葉はできなくも 鼻はみごとにきく例(開高健)
失敗もわるくない(温又柔) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

160
表紙とタイトルに惹かれての1冊。32人のエッセイなのだが、中には小説を読んでいる様なのがあったりして、各人その人柄が思い浮かぶようだった。話ベタ・・やっぱり【慣れ】があると思う。肩書が有ると挨拶も段々と上手くなる方もいるのは事実(いつまでも下手な方もいるけれど・・汗)人と会い会話する場面がめっきり減った私は、例えば友人とのお茶の時でさえ話が下手というか、何が言いたいのかわからなくなってしまう・・これで案外小心者なのだ。2018/07/12

野のこ

57
わたしもこのテディベアのように困った表情でタラーってなってることあるかも。読んだことのない森鴎外から辛酸なめ子さんまでバリエーション豊かな方々で新鮮でした。話しベタとは違ってたような気がするけど 片桐はいりさん「たばこと神様」以前から興味津々のサンシモン様が出てきて面白かったです。川上弘美さんの臼歯のお話しは空気感が清らかになるイメージ。彼女の言葉の表現力がすきです。堀井和子さんの微妙なニュアンスを伝える難しさ、共感。そうそう 白い器だって十人十色ですね。2018/07/30

shio

40
話し下手というより「話」にまつわる声や言葉、人付き合いや動物との関わりまで、多岐にわたるエッセイや自伝など。穂村弘から始まり辛酸なめ子に高倉健や槇村さとる、最果タヒや太宰治森鴎外まで幅広い人選!フォントや段組み、枠線などに工夫があって、合間のコラムも楽しい😆ネガティブなテーマなんだけど、賑やかな印象!対話が上手く出来なくて鬱々するほむほむタイプのエッセイが多いかと思ってたけどそうでもなく、これはこれでまぁ面白いかな。台湾人だけど日本育ちで中国語が話せない温又柔さんの「私は失敗した」にウルッときました😢2023/05/29

アーちゃん

35
図書館本。「話す」を題材にしたエッセイ集。穂村弘さんと小林朋道さんは既読。途中にコラムが入ったり、明治から現代までの作家のエッセイを集めるという趣向は面白かったけれど、エッセイが変わるごとになぜかレイアウトが変わるので結構読みづらかったです。また著者一覧で、元になる書籍を掲載してくれているのですが、できれば発表された年があると、文中の「今」「この頃」がいつの頃なのかがはっきり分かるので良かったと思います。2019/01/10

むつこ

29
作家さんなどなどのエッセイ集。私自身おしゃべりだけど人見知りで言葉が足りず、身近な人に理解されればいいと開き直ったタイプなので、みなさんの気持ちに共感することが多く面白かった。だけど自分が思っているよりも他人って気にしてないんだよね・・・2019/07/31

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