出版社内容情報
猫を愛し、猫と共に生きてきた――昭和から平成へ、変わりゆく街角と猫たちとの哀歓あふれる日々を描く珠玉のエッセイ集。
熊井 明子[クマイ アキコ]
1940年、長野県生まれ。ポプリやハーブの普及に努める。小説、エッセイ執筆のかたわら、講演やポプリ講座などを行う。『めぐりあい 映画に生きた熊井啓との46年』『私の部屋のポプリ』など著書多数。
内容説明
私はひとりじゃない―いつも猫が生きる力を与えてくれた!ある時は別れに涙し、行方不明をせつなく耐え、新たな出会いに感謝する。昭和から平成へ。変わりゆく街角と猫たちとの哀歓あふれる日々。猫好きのあなたへ。
目次
第1章 乳母猫・マリと、友猫・ニャン一世~五世
第2章 総領の甚六猫・新ニャン
第3章 天使猫・ポポ
第4章 私の猫がいない日々
第5章 愛情深い保護者猫・マイマイ
第6章 やんちゃ息子猫・マロン
第7章 その後のマロン
第8章 猫は元気の特効薬
著者等紹介
熊井明子[クマイアキコ]
作家。長野県松本市生まれ。信州大学教育学部(松本分校)修了。映画監督熊井啓と結婚。長年ポプリの研究につとめ、ハーブにも造詣が深い。1999年、『シェイクスピアの香り』(東京書籍)をはじめとする著作活動に対し、第7回山本安英賞を贈られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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エリザベス
1
飼ってみないとその愛らしさはわからない。 猫がいてくれるだけで、頑張ろうと思える。一人ではないと思える。昨夜も眠れなくて、夜中にクラッカー片手にアマレットを飲む私のそばにいてくれた猫。2020/01/30
mick
1
愛情だけでも制度だけでも猫の幸せは守れないとつくづく感じた。呑気な時代な頃の話。猫を取り巻く環境について、知識においても医療においても隔世の感がある。夫婦の関係も。著者の猫に対する愛情は十分に感じられるが、それが猫を守ることにはつながっておらず、生まれて数年で亡くなってしまった猫の話しがつらい。2017/05/12
ron
0
子供の頃に何度も読み返してたポプリ本の作者さんの猫エッセイ。 時代が時代なだけに、今なら考えられないような飼い方(避妊去勢なし・交通量の多い住宅地で外飼いetc)とはいえ、歴代の猫に対する愛は本物。 猫がいない時期に「私の猫」が欲しいという思いが募っていたという気持ちはよくわかる2017/07/29
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