出版社内容情報
人気夫婦脚本家の創作過程と日常に密着したドキュメンタリーDVDと、対談や闘病日記、脚本など“言葉”満載の特製ブックのセット!
【著者紹介】
夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」等。著書『二度寝で番茶』など。
内容説明
夫婦脚本家の創作過程に迫ったギャラクシー賞受賞の伝説のドキュメンタリーDVD(撮り下ろし特典映像付き)と、木皿泉の“言葉”と“今”が詰まったスペシャルブックがセットになった決定版!
目次
特別対談 木皿泉×茂原雄二「物語ることの治癒力」
特別エッセイ「なんでここにいないんだ?」
闘病日記
闘病日記後記
シナリオ(「世の中を忘れたやうな蚊帳の中」;「ぼくのスカート」)
『柿の種』より抜粋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴの
4
闘病日記を読みながらなんて自分たちの事を客観的に見れているのだろうと思った。やはり脚本家の仕事柄だろうか。よく2人で1つと言うけれど木皿さんは1人と1人で2人な気がする。(意味は同じか?)こんな夫婦になりたい。2016/08/30
リプリー
3
木皿さんの描く世界観は唯一無二。 木皿さんみたいな作品を観たいな、読みたいな、と思ってもそれは木皿作品に触れるしかない。 そんな木皿ワールドを生み出す過程が堪能できるDVDと本。 とにもかくにもお勧め。 木皿作品は、全人類が読むべき(観るべき)だと心底思う。2016/06/05
桐一葉
3
最後のページの写真に、ふふふって笑った。いつも思うんやけど、愛のある人たちを見るとほんまに幸せなことやなぁーって思うのね。あぁ、確かにここに愛が存在するって嬉しくなる。それを木皿泉さんは見せてくれる。お二人の姿でも作品でも。何度も読み返すやろうな♡2016/01/04
saladin
2
本著は、ギャラクシー賞を受賞したドキュメンタリーDVDに付属するスペシャルブック。監督との対談、番組の中で言及される妻鹿さんがつけていた闘病日記、番組内で挿入される全4話のミニドラマの脚本、さらに妻鹿さんのBKラジオドラマ入選作『ぼくのスカート』までもが掲載された140頁あまりのもの。最早、付属本の範疇を越え、DVDと合わせて楽しみたい1冊。2024/07/26
sidmar arai
1
木皿泉の自宅で撮影したドキュメンタリー&ドラマ(薬師丸ひろ子・田中哲司出演)と本(シナリオ、闘病日記など)で構成されたDVDセット。 胸に迫るセリフの数々は壮絶な実体験と膨大な本から生まれたんだな。2人の様子と本だらけの部屋を見て納得。 深刻な症状の夫の姿を日々の食べ物などと一緒にあっけらかんと綴られている闘病日記に覚悟を感じたよ。2017/01/05