内容説明
「誇りや勇気は何のためにあるのか」―鹿児島県出身の移住者だった父の魂を継承し、ボリビアで正義のために戦い散った若い革命家の生き様を描く。ゲバラ部隊後衛隊の末期を詳細に記した初の本。
目次
侍の最期
幼年時代
父の教え
救済の精神
医者への夢
キューバへ
革命への傾倒
祖国で革命
ボリビアのゲリラ
ゲバラの到着
限界での行軍
射撃の洗礼
イリピティーの戦い
離れ離れになったゲリラ
政府の焦燥
サンファンの虐殺
包囲されたホアキン隊
ゲバラ部隊窮地に
グランデ川
ゲバラの死
ポンボのオマージュ
家族に届いた消息
母の想い
家族への迫害
遺骨発掘
侍精神
著者等紹介
前村ウルタード,マリー[マエムラウルタード,マリー][Maemura Hurtado,Mary]
1938年3月14日ボリビア・ベニ州トゥリニダー市生まれ。社会保険事務所、ボリビア・トヨタで経理の仕事に就き、結婚後は家庭に入る。現在、ボリビア低所得者層を支援するため、「フレディ前村財団」の設立を目指し活動している
ソラーレス前村,エクトル[ソラーレスマエムラ,エクトル][Solares Maemura,Hector]
1969年7月14日ボリビア・ラパス州ラパス市生まれ。ボリビア国立サンアンドレス大学法学部卒業後、弁護士として国会に勤務、法整備に携わる。2004年以降、日本人移民の歴史などボリビア日系人について執筆や調査をしてきた
伊高浩昭[イダカヒロアキ]
1943年東京生まれ。ジャーナリスト。1967年以来、ラテンアメリカ(ラ米)を取材・報道。文筆家・翻訳家。立教大学ラ米研究所「現代ラ米情勢」担当講師。元共同通信記者。ラ米に関する著書、論文、翻訳書多数。月刊誌『ラティーナ』に「ラ米乱反射」を連載中
松枝愛[マツエダメグミ]
1979年東京生まれ。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。学生時代からラテンアメリカ情勢に関心を持ち、メキシコとパナマに住む。その後もラテンアメリカ旅行を重ね、各地の政情や文化社会状況などを取材。現在、ドキュメンタリー映画やテレビ番組の制作に、映像翻訳者及びリサーチャーとして携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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