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出版社内容情報
すき焼き、ステーキ、焼き肉、トンカツ、焼き鳥……。古今の作家たちが「肉」について熱く語る随筆集。「おいしい文藝」第一弾!
【著者紹介】
1929年東京生まれ。放送作家としてラジオ・テレビで活躍。「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」等。1980年に短篇小説「思い出トランプ」で直木賞受賞したが、81年8月飛行機事故で急逝。『父の詫び状』等。
内容説明
おいしい文藝“第一弾”32篇の「肉」にまつわる名随筆。
目次
スキヤキスキスキ(阿川佐和子)
エラクなりたかったら独身だ、スキヤキだ(開高健)
牛鍋からすき焼へ(古川緑波)
すき焼きの記憶―「自作の中の味」という課題で(山田太一)
すき焼きが好き(村上春樹)
ビフテキ委員会(赤瀬川原平)
世界一のステーキ(馳星周)
肉それぞれの表情(神吉拓郎)
とんかつとカツレツ(池波正太郎)
味噌カツ(向田邦子)〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
172
【再読】毎夜少しずつ読むが、やっぱり既読。何故レビューがないのか?(汗)おいしい文芸シリーズはここから始まったのだ。久住さんのはどうしてもゴローちゃんに変換されて読んだ(笑)アンソロジー○○や、肉小説集・鶏小説集と・・もう頭の中が混沌としてますが、とにかく肉だ!食べたくなるじゃないか、お肉!スキヤキ・ビフテキ・カツ・焼き鳥・生姜焼き・・今夜はクリスマスイブ、やっぱり鳥?2018/12/24
あつひめ
93
これは、反則だよ~♪(笑)一流の作家さんが書くんだもの。どれもこれも美味しそうに思えてくる。すき焼きや、ステーキなんて、子供の頃は無縁だったし…今も自己流の作り方で調理するから本物を知らない私は、耳年増になってしまった。これは、ちゃんとしたものを食べてみないとね。東海林さんのしょうが焼きが一番身近に感じてしまった。いつの時代も、ニクニク…と肉を食べて、エネルギッシュな生き方をする人はあとを絶たないのだなぁ。あー、お肉…食べたくなってきた。2014/09/22
依空
82
おいしい文藝シリーズ第1弾。すき焼き、焼肉、ビフテキにカツレツ。牛に豚に鶏、果ては猪に鹿などなど。本書には「肉」についての様々なエッセイが32名分ぎっちり収められています。収録されている著名人は明治生まれの方から現代の方と幅広く、年代によって肉に対する思いがかなり違うことが大変興味深かったです。戦争の食糧難や肉が御馳走であった時代を過ごしてきた方が書かれたものは、現代の方より思い入れが強いのか、肉の描写が細やかで、読んでいても印象深いものが多かったように思えました。読むだけで満腹になりそうな本でした(笑)2017/01/26
結衣花
74
読み終わった直後に食べた生姜焼きは、いつもより豚の味を感じられて、すごく美味しかった。2015/12/17
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
66
おいしい文藝お肉に関するアンソロジー。スキヤキ、ステーキ、豚カツ、焼肉、豚肉の生姜焼きや白菜鍋など、肉の話オンパレード。一番おいしそうで食べてみたくなったのは平松洋子さんの伊賀の猪肉「獣の味」。ギャートルズの漫画もかわいい。百閒先生の肉話は馬肉鍋の話かと思っていたら違った。この間『文人暴食』で鈴木三重吉の酒乱話を読んだところだったので、漱石家の集まりで鈴木三重吉に絡まれた話がしょっぱなに出て来て苦虫を噛み潰した百閒先生の顔が浮かんでにやついてしまった。2016/03/20