内容説明
エホバの予言は実現されたのか。ヨナはにせの予言者にすぎなかったのか。旧約聖書の「ヨナ記」をもとに、世界の終わりの前の人間を美しい文章で描く、丸谷才一の記念碑的長編第一作。
著者等紹介
丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年、山形県生まれ。東京大学文学部英文科卒。作家、翻訳家、エッセイスト、文芸評論家。主な小説に、『年の残り』(芥川賞)、『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)、『樹影譚』(川端康成文学賞)、『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)など、主な翻訳に、ジェイムズ・ジョイス『若い芸術家の肖像』(読売文学賞)など、主な評論に『忠臣蔵とは何か』(野間文芸賞)などがある。文化勲章受章。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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