内容説明
大地震、大津波、原発災害に沈むこの国を甦らせるには、「鎮守の森」を守ってきた先人たちの知恵と、土地本来の木々の力に頼るしか道はありません。被災した青森から福島までの海岸線300km以上に長城を築き、森の国・日本として新たな出発をしようではありませんか。
目次
第1章 多くのいのちを自然災害から守る森をつくろう(東日本大震災から得た教訓;「本物の森」は自然災害に強い ほか)
第2章 「いのちの森」は日本人の生き方と暮らしの原点(してはいけないことを知っていた先人たち;「鎮守の森」は日本人の英知の遺産 ほか)
第3章 津波と原発事故の被害から立ち直るために(ガレキは地球資源として使いきる;原発災害と真摯に向き合う ほか)
第4章 本来の森・広葉樹林を取り戻そう(生活の便利さや豊かさと引き換えに失ったもの;災禍を忘れず、しかし前向きに生きる ほか)
第5章 あす世界が破局を迎えようと、私は木を植え続ける(世界に広がる「いのちの森」づくりの輪;人類が生きのびるために木を植える ほか)
著者等紹介
宮脇昭[ミヤワキアキラ]
1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)IGES国際生態学センター長。(財)横浜市緑の協会特別顧問。広島文理科大学生物学科卒。横浜国立大学環境科学研究センター教授、同センター長などを経て、現職。前国際生態学会会長。国内各地はもちろん、マレーシア、インドネシア、ブラジル、中国、モンゴルなどに何度も出かけ、84歳になった現在も精力的に森づくりに邁進する。92年には紫綬褒章、2000年には、勲二等瑞宝章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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