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  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

15年ぶりに小説の筆をとったいとうせいこうと、彗星のごとく現れた俊才、佐々木中が東日本大震災を前に想像/創造した新たなる文学。2011年3月のあの時から綴られた奇跡の即興小説。

著者等紹介

いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年東京都生。早稲田大学法学部卒業。1988年『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞を受賞

佐々木中[ササキアタル]
1973年青森県生。東京大学文学部卒業、同博士課程修了、博士(文学)。2010年『切りとれ、あの祈る手を』で一般読者の投票による「紀伊國屋じんぶん大賞2010」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sora

18
二人の即興話。「対話」がすごく印象的でした。 一話一話が味わいがあって、しっとりと読めました2014/01/29

ハチアカデミー

6
B+ 二人の書き手による連作短編集。連句のように、前の物語や事物を引き継ぎ、書き進めているため、なかなか試みとして面白い。佐々木中は相変わらず、独特の文体で楽しませてくれたが、今回はいとうせいこうという他者の存在を前提に書いているため、ピントが絞り込まれていて読みやすい。一方のいとうせいこうは、純文学を強く意識しながらも、肩肘をはらず、しっかりと物語を形作っている。この一冊に関しては、中氏がコンセプトを作り、いとう氏が物語を作ったという印象。他者をめぐる4と5の連作が一番好み。いとう氏の力量を再確認できた2012/03/18

Kamogawawalker

4
震災後二週間あまりから始められた、二人による即興小説。 虚空に向けて放たれた言葉が、そのまま祈りとなっているような一冊です。 生きて在る、ことは、過去現在未来が、それでも繋がっているし、いくのだと信じることかもしれません。 「続けよう、続けることができるなら。」 私たちの日常はそのようにあるのだということを、あらためて感じました。2013/06/08

くさてる

3
二人の著者による連作短編集。個人的には圧倒的に佐々木中の文章に耽溺した。扇情的で熱く、共感とは無縁の感覚の中に、はらりと情感が湧く。こういうのは単純に感覚的なものなので、私にとっては詩歌を愉しむのに近いのだと思う。素晴らしかった。2012/04/20

Sunlight

3
共作ながら15年ぶりに筆をとったいとうせいこうの円熟味あふれる文体が良い。佐々木中氏は初めて読んだが、端的に読みにくい文章だった。2012/03/17

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