内容説明
「仕事と介護、どう両立させたらいいの?」アラフォーおひとりさま記者に突然降りかかった親の介護。実体験と最新の介護情報を盛り込んだリアルな介護入門書。資料・要介護認定・介護サービスの利用方法・高齢者が安心して暮らせる施設etc.。
目次
第1章 突然降りかかってくる「親の介護」(母、倒れる;医師の死刑宣告 ほか)
第2章 何もかもわからない介護保険(世の中は「バリア」だらけ;はじめの一歩はケアマネジャー探し ほか)
第3章 母と私の葛藤の日々(母の鬱憤ばらし;BBばあさんの行く末 ほか)
第4章 困ったとき、「救いの手」は必ずある(「介護者の会」を上手に利用する;頼りになる「人と物」 ほか)
第5章 おひとりさまの不安が消えるとき(介護と仕事を両立させる方法;制度を上手に使う ほか)
著者等紹介
村田くみ[ムラタクミ]
1969年、東京生まれ。会社員を経て1995年毎日新聞社入社。週刊誌「サンデー毎日」所属。主に経済、環境、介護の問題に携る。母親の介護に従事しながら、中央法規出版のウェブサイト「けあサポ」にて「シングル介護のホントのところ」連載。また、2000年より植樹のボランティアを始め、2005年からNPO「森びとプロジェクト委員会」理事、会員向け会報「森びと通信」編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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抹茶モナカ
11
私の母親が脳梗塞で入院中のため、今後について、本を読もうかな、と思い、図書館から借りた。勉強になった。私の場合、実際の介護は弟夫婦任せになると思うけど、いろいろ勉強してサポートしたい。というか、精神的に弱いので、親が脳梗塞になった時点で、頭ぐちゃぐちゃになってて、読んで少し整理できた。2022/10/23
ヨハネス
3
母上と同居のシングル著者が、生活費のため仕事もやめられず一人で突然介護が始まる過程。記者という、やや特殊な職業なので土曜勤務の代わり月曜休みとなり、役所に行きやすかったのはラッキー。しかし朝昼の食事を用意し、夜は食材を買って帰りという日常に役所関係まですべて一人なんて、それはそれはかなり無理があるでしょう。よく読むと、姉上の存在が出てきて「えっ?いたの?」とびっくりしました。姉上は3人もお子さんがいるので、大変な間は夕食だけ作りに来てくれたそうです。うちもとても状況が似ているので大変参考になりました。2015/03/09
はるのうらら
3
自分の親が寝たきりなったらどうすればいいのかと思い、予習のために手にとった一冊。仕事をもちながら、緊急事態にむきあわなければならなかったご苦労はたいへんだったろうと想像できます。参考になりました。2014/05/21
ポッポ
3
著者の体験が参考になりました。仕事をやめない。情報を得て利用できるものは利用する。同じ境遇の仲間をつくる。2010/10/16
キヌモ
1
週刊誌の記者というハードな仕事をこなしながら母の介護にあたるシングルの女性。自分の生活、仕事と介護の両立の難しさ、いらだち、又解決策などが正直に書かれていて、参考になる。介護する人の経済面、精神面、本音が出ている。女性は結婚するしないにかかわらず、最後は一人になるというが、それは本当だろう。2015/07/25