ヘタな人生論より枕草子―美しい生き方ができる大人になるために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309019833
  • NDC分類 914.3
  • Cコード C0095

内容説明

品のある「生き方」とは何か?清少納言の“美意識”から、自分自身の磨き方を学ぶ。

目次

1章 省みる―いるいる“幼稚な”人…でも、本当に彼らを笑えますか(にくきもの―「だらしなさ」と「おおらかさ」は違う;ありがたきもの―「常識だろ」はもはや通用しない ほか)
2章 躾ける―“行儀わるい”ふるまいに慣れてしまっていませんか(人ばへするもの―子育ての要諦は、じつはシンプル;うつくしきもの―わが子は「うつくし」だけではないから愛しい ほか)
3章 磨く―“意固地”になったまま、足踏みしていませんか(めでたきもの―「抜け道」を当然に思う恐ろしさ;つれづれなぐさむもの―意味もない無愛想は人を鬱屈させる ほか)
4章 交わる―“独り善がり”のつき合い方で他者を苦しめていませんか(いとほしげなきもの―同情心は「ややこしい」もの;心ゆくもの―「生」の手触りは、人と人との間にある ほか)
5章 修める―“余裕がない”ために生き方が浅くなっていませんか(うれしきもの―死中にあって、いかに活を求めるか;胸つぶるるもの―人の心の奥行きに、思いを到らせたい ほか)

著者等紹介

荻野文子[オギノアヤコ]
兵庫県西脇市生まれ。上智大学文学部国文科卒。編集プロダクション勤務、家業の書店経営を経験したのち、1985年に予備校講師になり、「マドンナ先生」として人気を博す。ヒューマンキャンパス、代々木ゼミナールを経て、89年より東進ハイスクール講師、現在、同客員講師。同時に、予備校界から国語教育全般に活動範囲を広げ、一般書や公教育の著作物の執筆、教師や保護者対象の講演なども行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本 正行

26
わかりやすい本だった。古典と言うことで、わかりにくい、そんなことはなかった。現代的に解釈して、著者の置かれた立場、同時代の作家を参考に、著者、枕草子を解説している。また読みたいとは、思う。だいぶ前、9カ月も目に読んでいるので、詳細はもう忘れた。なんども読めば、もっと理解は深まる、しかし別の視点や考え方で枕草子を読む方が、古典に対する深い考え方、興味や関心を深めると思う。時代背景や作者の属した環境など著者による捉え方も異なる。清少納言のように文化的な家庭に生まれ、天皇家近くで生き抜いた女性の姿、それもいい。2022/01/23

なかしー

21
学生時代、受験生や学生ならマドンナ古文の人と言えば、ご存知の方も多いのではないでしょうか? 荻野文子さんの一冊目 枕草子を題材にして、人間関係、仕事、教育問題、恋愛等…多岐に渡ったテーマで解説しています(著者の経験談もちょくちょく入ります)。 約1000年前の作品を題材にしてますが、現代でも通ずる事柄ものが多々あり、特に身なり、躾や立ち振舞いについては今こそ大切にしていきたいと思いました。 オススメな方 古文に対してあまり馴染みのない方(読み物感覚で)2018/09/25

いろは

18
『枕草子』から読み解く人生論ということで、どんな美しい文章で述べられているのだろうとワクワク楽しみにしていたが期待し過ぎた。確かに、この作品を読むと枕草子は現代にも通ずることはよく分かるが、失礼ながら私な著者である荻野文子を存じ上げていないので、こんなことを言っては大変失礼だが、実体験を述べているところが、おばさんの愚痴のように感じるところがあって、とても興ざめだった。もちろん、現代に生きる若者として反省させられた部分もある。ただ、枕草子を実際に読んだことがないので、読むとまた印象が変わるかもしれないが。2018/11/18

なお

14
図書館本。辛口な人生論ですね_(^^;)ゞ耳がいたいです(;・∀・)清少納言の生き方は、華やかな様で悩み事も多い。どう乗り越えていくか千年前から手さぐりなんですね。2016/04/20

とよぽん

13
荻野文子さんは、予備校のマドンナ講師として有名な方である。清少納言の「枕草子」を下敷きにしたこのエッセイは、なかなか痛快で的を得ており、胸のすく思いがして面白かった。他の著作も読んでみたい。2017/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/622688
  • ご注意事項

最近チェックした商品