内容説明
「親の顔が見たい」という言葉はあるが、最近では「社長の顔が見たい」という楽しみもある。人間社会を鋭くユーモラスに見据える最新エッセイ集。
目次
1 人生の光景
2 旅の途中にて
3 世界に見る日本
4 社会という日常
5 真の教育とは
6 日本財団での日々
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。87年に土木学会著作賞、93年に恩師賞・日本芸術院賞、95年に日本放送協会放送文化賞を受賞
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感想・レビュー
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miyagi
2
働く環境とか収入とか、そういうことに不満を持ちだすと、仕事はどんどんつまらなくなっていく。 一生懸命やれば楽しいよ、と働く日本人は、やっぱり世界一のお人よしなのか・・・だから世界一なのか。2010/10/06
あきこ
0
いつもながらの曽野さんの口調。でもこの本は世の中に信じるものがなくなりそうな、そんな内容が多い。生きていくということはきれいごとではない、そんなことを嫌というほど知らされる感じである。そんな中で私は「やらなければならないことを普通に出来る人間」という文言が心に残った。我慢するでもなく、無理するでもなく出来る人。わたしもそんな人間になりたいと思った。2011/02/16