歴史・小説・人生

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309017075
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

浅田次郎の最初の対談集。満州、中国、新選組、東京、小説、借金生活…の様々な話題を語り合う。お相手は、陳舜臣、津本陽、高橋克彦、北方謙三、渡辺淳一、岩井志麻子、宮部みゆき、山本一力…といった14人の錚々たる顔振れ。

内容説明

中国・新選組・見栄っ張り東京人。自作・男気・愛国心…。浅田次郎はじめての対談集。名匠・浅田次郎のこれまでの人生、小説、そして歴史と世の中の動きを、大きく細かく掘り下げる、魅力のエッセンス。ファン待望の一冊ついに登場。

目次

1 歴史(アジアの一〇〇年、日本の一〇〇年(小松左京)
香港、この奥深き地よ(陳舜臣)
張作霖の実像に迫る!(渋谷由里)
『蒼穹の昴』天命をめぐる時代の群像(張競)
日本人を魅了し続ける志士たちの素顔に迫る(津本陽))
2 小説(北国の英雄―アテルイと吉村貫一郎(高橋克彦)
我らが新選組―なぜ我々は新選組に、幕末に、歴史小説に惹かれるのか(北方謙三)
短篇小説の“へそ”とは?(渡辺淳一))
3 人生(見栄っ張り東京人、超法規的岡山人(岩井志麻子)
啖呵切るご先祖様ぞ道標(宮部みゆき)
失われた「男気」を探せ(中村勘九郎(現・勘三郎))
リストラの世に、凛と生きる―『五郎治殿御始末』は同時代人である
武士道と愛国心について(李登輝)
こんな言葉に支えられて生きてきた(山本一力))

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年、東京都生まれ。作家。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぼる

14
「歴史」「小説」「人生」についての浅田さんとゲストとの対談集。作家同士の作品の創作過程の話や、歴史上の事件や人物に対しての考察など、自分には理解出来ないことも多かったが、とても興味深く、読んでいて楽しかった。結構読んできた浅田さんの作品の中で、今まで避けていた作品群(中国ものと時代もの)についての話が多く、少し背中を押してもらったような気がする。2017年にいよいよ読もうかな。2016/12/29

Masa

7
図書館で発見、借りる。こんな本が出版されていたとは知りませんでした。雑誌に掲載された対談集。この身も蓋もないタイトルは言葉を大切にする浅田氏が付けたものでは無いと確信しますが、対談の相手や内容は申し分無く楽しいものとなっています。中でも元気だった頃の勘三郎との歌舞伎対談や李登輝氏との愛国心についての対談、また山本一力氏との作家としての生き様ついての話はとても楽しかった。「明日のことは明日自身が思い患うであろう。今日の悩みは今日一日で十分である。」いい言葉です。良い本でした。2014/12/07

虫尾 

4
タイトルは大仰だが、大したことを話しているわけではない「雑談集」。 作家・Kはやっぱり勘違いのイヤなヤツだし、作家・Wはボケているのかとぼけているのか浅田と会話のキャッチボールが出来ない。 そうした確認もそれなりに楽しい。 それでいいんじゃないかな。2010/08/01

コアラ太郎

3
蒼穹の昴、壬生義士伝の裏側が見えて面白かった。文秀も春児も架空の人物で、第三者の立場で、清王朝末期の時代背景を写していたのですね。 近代歴史をもっとしっかり教えるべきだと伝えていましたが、とても共感します。現在なぜこんな風になっているかは、近代歴史を知らないと、わからないし、なぜ戦争になっていったのかも、知るべきだと感じました。浅田さんの幕末の歴史観は、うん、うんと頷けました。2013/05/19

新山下

2
古雑誌に掲載された対談(雑談)集。東京生まれの著者が東京人の郷土意識を出しすぎると感じられた。自分の郷土の話と持病の話は相手を退屈させることをご存知だろうか。著者の講演を聞いたことがある。浅田次郎氏の小説は好きだが、対話も講演も話はあまり面白くない。口から出す言葉と文章の言葉の違いを感じた。2014/07/11

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